2021-07-23~25 表銀座縦走

今回は山の話。
最近入った登山サークルで、初の泊まり山行、恵那山に行ってきた。
メンツ、行程、泊まりのだらだら、どれとってもかなり楽しい山だった。
これから始めたら、一人で山行くとか考えられないだろうな。
(一人で行くとか考えられない!って人がほとんどだったので)

たまには一人の山に行こうと考え、4連休の3日を使用し表銀座縦走をしてきたので記録する。
今回も黒部山行と同じ準備を重ねて臨んだ。
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果たして結果はどうか。

1.7/22前日
休み初日、久しぶりに大東洋に行って蒸されてきた。
セルフロウリュの環境は大阪イチだな。サウナチェアも新調&追加されており良かった。
休憩場所でハンターハンターをグリードアイランド編まで読んだ。節々で頭の良さが光る。
呪術、マジで念能力意識しすぎでしょ。念魚って九十九さんじゃんとか。ジェネリックハンターハンター(呪術はめっちゃ好き)

直前に枕やシュラフカバーを調達し最後の準備をしていたところ、水袋(プラティパスもどき)がなんと破れていた。
この時出発8時半。石井スポーツは9時まで。ヤバい。急いでザックを背負って梅田に走る。
石井スポーツ着は8:55位だったろうか。滑り込みで水袋を買って新大阪へ。ゼエゼエ言いながら満載のリュック背負って袋買いに来るやつ、マジで怪しかったろうな。

この日のさわやか信州号は満席御礼。目指すは中房温泉。去年のリベンジだ。(去年、なんとバスを乗り逃したのだった。ありえん。)
この時点でなんと地図と丹精込めて作った行動表を忘れたことに気づく。アホ...。

2.7/23 中房温泉→燕岳→大天井岳(大天荘テント場)
5時位に穂高駅発。つくと沢山の登山客が並んでいた。皆考えることは同じだな。
1時間ほど山道を揺られて中房温泉へ。つくと朝とは思えない人の量。さすが大人気燕岳。駐車場もいっぱいだったのでは。
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水補給、準備を重ねて6:20位出発。

合戦小屋までの登りはまあまあ急だが、歩きやすいし等間隔で休憩ベンチがありよく出来ていた。
8時半位に合戦小屋着。ガスガスでちょっと不安になる。暑くなかったのは良かった。
とりあえずスイカを購入。
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うめ~~~~~~~~~~!!!
塩いっぱいかけたけどお釣りがくる位だったので、すごく沁みた。
1切れ2秒くらいで食べ終わってしまった。種は気付いたら全部食べてた。スイカ全山小屋に置いてほしい。
そこから合戦尾根。合戦尾根の頭までがキツかったが、そこから先は燕岳の白い姿を見ながら登る気持ちのいい道だった。
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いや、疲れたけども。3大急登は言い過ぎじゃない?(多分笠ヶ岳の登りとかの方がヤバい。登ってないけど。)

9時半位、燕山荘到着。素晴らしい景色!!槍から燕岳の方まで見渡す限りの美しい山!来た甲斐があった。
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燕岳登るか悩んでいたが、あまりにいい感じなので荷物をデポして登った。
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道中は奇岩、イルカ岩、大量のコマクサ。こんなに群生するんだね。
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白馬ではちょっとしか見なかったのに。
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燕岳、本当にきれいな山ね。ここは何回でも来たい美しさ。
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燕岳山頂から、これから行く道を臨む…が大天井岳までの稜線は雲に呑まれていた。
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大丈夫だろうか。
時間的に昼飯を食べたかったが、作るのは面倒だし燕山荘の食堂は長蛇の列でむりっぽかったので、行動食を詰め込み出発。
水の入れ方が面白かったな。ここから先の道、水が全部有料(200円/L)だったのでご注意。

大天井岳までの稜線は結構辛かった。ガスの中を登ったり下ったり。暑すぎなかったし降られることもなかったのは良かった。
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グレートトラバースで予習したときは、田中陽希が爆走しててそんなにキツくないのかなと錯覚したけど、全然そんなこと無いです。プロアドベンチャーレーサーはすごいわやっぱり。
途中見える槍ヶ岳に励まされながらずんずん歩く。
12時20分、歩き詰めた先に見えた、大天井岳
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壁だ…。今からこれ登るの。嘘やん。
ガレた山腹をトラバースしながら登る。那須岳の茶臼みたいな道だ。
途中休憩入れつつトボトボと歩き、13時過ぎ、今日の目的地である大天荘に到着!
テント場はまだ空きがある。受付と設営を済ませて一息つく。
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夕方にはかなり埋まってたな。

山小屋はおしゃれな感じ。昼食にギリギリ間に合ったので、さっそくビールとカレーを注文。
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物珍しくてナンカレーを頼んだ。旨い。ついてきたミルクティーも絶妙。何よりビールがうまい。来て良かった。しかし外はガッスガスである。
テントで買いたての枕を試す。いいね!空気入れやすくて片付けやすい。Good。
だらだらしていると、かなり激しめの雨に襲われた。テントが揺れる。前室の張りが甘かったせいで、靴たちが浸水の危機にさらされる。
前室を手で支えながらなんとかやり過ごすことが出来た。
濡れた部分は吸水タオルでとにかく吸う。いい感じ。

格闘していると急に雨音が止んだ。外に出ると、雲の間にそびえる槍ヶ岳がそこにはあった。
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幻想的な光景。このテント場の景観は最高級だ。

そのあともパラパラと雨に降られたが、周りの景色が凄くて全然気にならなかった。
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夕焼け、雨上がり、巨大な入道雲。突如現れる2重の虹!
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今まで来た道を見返す。夕焼けに照らされる稜線、よくもここまで来たものだ。
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大天井岳山頂で日の入りまでじっくり見届けてテントに戻る。

ご飯は北海道物産展で買ったかにみそラーメン、もち、コンビーフ。もち良いね。もうちょっと具が欲しい所だが…。
気付いたらテント場はギチギチになっていた。隣の声を感じながら就寝。

3.7/24 大天井岳→東鎌尾根→槍ヶ岳山荘
朝3時位に目が覚めた。人が活動を始める音が聞こえる。朝ごはんはフルグラ。暖かいものは沁みる。f:id:alpharalpha:20210802001658j:plain
煌々と輝く満月。

テントは外側は乾いていたが、フライの内側は結構湿っていた。テント内も若干結露していた。
シュラフカバーが無ければ危なかった。この威力は絶大で、おそらくカバーが無ければ寒さに凍えていた事だろう。
買ってよかった。でもこいつ、シュラフより若干高いんよな。

この日は東鎌尾根を通り、槍ヶ岳山荘まで向かう。
槍ヶ岳山荘テント場は先着順。到着時間によってはテント場が埋まることもあるという。厳しい道だが時間との闘いもあり、4時15分位に大天荘を出る。
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今日の道を見通す。

まずは大天井ヒュッテまでの道のり。この道が結構険しかった。ガレた斜面は切れ落ちた箇所もあり、注意して下った。
40分ちょいでヒュッテ着。ここで日の出が良い感じになる。これ、槍涸沢のモルゲンロート見れたんじゃないか??早出したことを若干後悔する。
ヒュッテから西岳までは喜作新道を通って稜線を巻く。喜作~~いい道作るやん~~
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6時15分位に西岳ヒュッテ到着。ここまでの景色も最高だった。
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朝日に照らされた槍涸沢が姿を現す。朝いちばんに気分のいい稜線を歩く。
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常念、おっきいな!今回は常念→蝶ヶ岳と迷ったが、意外と槍ヶ岳の方が近いのでこっちにしたのだった。あれはまた行きたい。
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ここで水を補給して、いよいよ東鎌尾根への道に入る。
最初は水俣乗越分岐までの急な下り。30分位で200mを一気に駆け降りる。良くない道だった。
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高瀬ダムダム湖。きれいだ。
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水俣乗越でヘルメットを被り、東鎌尾根へ入る。ここからが一番きつかったな~~。
最初から岩をよじ登る。照り付ける太陽に汗が止まらない。急なアップダウンで足取りは重い。
時折現れる急なはしごや階段からの非常に狭い足場に結構ビビる。ふらついてこけたらひとたまりもない。
日陰を見つけてはしっかり水を飲み塩飴とラムネを摂取し、着々と進む。
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近づく槍が励ましてくれる。

そして9時20分位、ヒュッテ大槍到着!
段々近づいてきていた槍ヶ岳。遂に遮るものが無くなった。圧巻だ…!
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槍ヶ岳、遠くから見るからいいのかなと思っていたけど、近づく程に迫力が増す。来て良かった。
ゆっくり休憩して山頂を目指す。見下ろすと殺生ヒュッテ。テント場取れなくてここまで戻るの、嫌だなあ。
細い稜線を歩く。見上げると巨大な槍の穂先。
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注意しながら歩き、10:10位槍ヶ岳山荘着!
横には槍。遂に来ました。
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でも大量の人。
急ぎテント場を押さえる。1/3は埋まっていたかな。間に合ってよかった。結局テント場は13時位に埋まっていたな。
区画は山小屋の指定。めっちゃ狭い所で満足にテント張れていない人もいて大変そうだった。まあ自己責任だが…。
殺生ヒュッテはかなり空いていたので、いつも受け皿になっているのだろう。

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小屋で牛丼とビールかったらぜーんぶやる気なくなって結局この後ずっとグタグタしていた。
時間がたつにつれ人が増える。日光白根山とか、安達太良山の狭い山頂を思い出すな。
なんか萎えちゃった結果、なんと槍に登らなかった。ガスも結構上がってきたし、翌日朝人が居ないうちに登ろうというつもりにしていた。
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日本海側は雲まみれでなんにも見えなかったが、テント場はあっつい。昨日みたいに寝られなかったので小屋とテント場を往復しながらだらだら過ごす。
思うと10時過ぎに着いてからずっとやる事が無いのである。そりゃ暇だわ。早出早着を意識した結果なので山的には100点だが、もうちょいゆっくり来ればよかったなと。後は同行者が欲しかった…。

槍ヶ岳山荘はドコモの5Gが入る電波の良さ。うちより良いのでは???ふつーにスマホ見てた。
南アルプス行きの話もあったから行き方の研究する等していた。終始人は多く、ガスの中でも一杯登っていたな。
登るために行列が出来る場合もあるそうで、これでもまだ空いているのか...と驚いた。

途中夕立に見舞われ、そこからはしばらくガスだった。ちょっと夕焼け見えた。
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雨上がりの雲間から槍が見えたり、西鎌尾根越しに昨年通った双六、三俣蓮華方面が見えたときは気分良かった。
間食にカレー。ココイチの作った温めなくてもうまいというやつを使ったが、多分温めた方がうまい。カレーのレベルは高くて良かった。
晩御飯はパスタ。ソースが美味しく良かったが、やはり片付けがネック。これさえなければ主力に出来るんだけどな。
ガスガスの中就寝。

4.7/25 槍ヶ岳山荘→槍沢→上高地
4時起床。既に撤収してる人も多かった。みんなどこに行っちゃうんだ。
朝ごはんはアルファ米わかめと味噌汁。米は良いね。良い朝飯になった。
テントはガスの中でびしょ濡れ。一応拭いて片付ける。ゴミ袋持ってきて良かった。

外は一面のガス。白馬を思い出す。今回もダメかなと思いながら、5時半位に下山を始める。
槍のあるところを見上げると、一瞬雲が切れた。
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ぼやぼやと光に包まれる槍の姿が非常にかっこよかった。最後に良いものが見れた。登るのはまたの機会に取っておこう。きっとまた来ることもあるだろう。

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ここからはひたすら下り。槍沢からは「非常に長い」と聞いたが、下って思った。これは本当に長い。
槍が見えてからが特に長いという話も納得。槍はずっと後ろにあったが一向に終わりが見えない。この道登るのイヤだな~~。みんなよう登るわ。
1時間ちょいで一気に1,000m下る。
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途中の景色はゼルダでもやっているかの様な壮大さ。雲がある方が、景色に深みに出る。この旅では特に実感した。
いつも下りで飛ばすと翌日変に疲れる(多分脱水症状)ので、こまめに水分補給しつつ下る。
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途中水俣乗越登り口を通過。これは登るも下るも大変だわ。
槍沢ロッジまで結構長かったな~。ここで初めての飲み放題水。めちゃくちゃ水飲んだ。美味しかった。
槍沢の道は若干南アルプスの様な森だった。森深く、歩いているだけで楽しい雰囲気。日の光が差す川はとてもキレイで嬉しくなった。
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そこから先は横尾を通過し消化試合。延々平坦を歩く。だるい。疲れた。無心。横尾で13時半のバスを予約する。
徳沢では前回食べ損ねたピザを食べる。うまい!
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かなりいいペースで来ていたので徳沢探検。良い場所だな。ふつーにキャンプしたいね。
コテージのVIP感がすごかったからこれもいつか行きたい。

そこからの道は、森の奥に動物がいないか探して歩いた。手付かずの森がこんな距離にあるのは本当にすごい事なんだなと思えたのは良かった。
10時半徳沢発、1時間かかると思ったら11時位に明神についてしまった。アイス食べてここでも時間をつぶす。
そして12時前には上高地着。上高地→徳沢って2時間位じゃないの?1時間で行けるやん。

小梨平でいい感じの場所があったので、着替えたりテントを乾かしたりする。小梨平の職員に小言を言われた。まあ、すまんな。
ここに風呂があった事を初めて知る。いつか使ってみるのもいいな。
テントは最低限乾いたし、いい感じに着替えも出来た。最後に小梨平食堂でご飯を食べビールを飲む。丁度いい食堂。今度からここを使っていこう。トイレもお金かからなかったし。

テレビではオリンピック。そういえば始まったんだな。完全に乗り遅れていた。
13時過ぎに食堂を出て、13:15位にバスターミナル着。お疲れさまでした。自宅には20時位着。頑張りました。

5.振り返り
表銀座二泊三日、体力勝負な行程だったが問題なく歩けて良かった。
燕岳からどんどん槍ヶ岳に近づいていき、最終的にそこに辿り着くという道はロマン溢れる。人気道になる訳だ。キツイけど。

天候は不安定予報だった。午後は案の定雨が降る感じだったので、全日程早出早着を心掛け、無事何事もなく行動出来て良かった。
行動時間もいい感じに巻けた。熱中症なりそうな状況だったが、水もエネルギーも足りてて良かった。
何よりガッツリテント泊装備背負ってキツめの道歩き切れたのは良い結果。日々の道だけ見れば雲ノ平よりハードだったし。
8月9月とタイミング狙って色んな所に行けるよう頑張ります。

追記
山岳事故速報
https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=1571
通った道で怪我行動不能が頻発していた。水俣乗越での滑落死亡は衝撃だ。
下界でも熱中症なるのに、あの暑さ、あの道ではそりゃなるわな…と思うが流石に多いな。
殺人的な日差しの中でハードな道、最大限準備して、自分の調子を常に考えながら行動しなきゃいけないと実感した。
その点アミノバイタル飲んだら筋肉痛マジで出なかったので良かった。値が張るのはネックだが、背に腹は代えられないから連続する時は使っていきたい。