2021-10-22~24 くじゅう連山・由布岳温泉山行

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仕事は割と詰んでるが、重ための取組みが一つ終わった翌週に有休を入れていた。
折角の三連休。いつぞや立てた「今年の行きたい山」一覧を見返す。
二泊三日使って秋に行くならば…くじゅう連山が目にとまった。
昨年同日の様子を検索すると結構染まってる!
最近人と山に行くばっかりだし、(人も捕まらなかったし)一人で行くのもありだろう。
ヤマケイ地図を買ったひと月前から、この話はスタートしたのだった。

1.出発前〜ツメが甘い
※やたら長くなった。読み飛ばしてください。
要は「くじゅうは公共交通機関無理、大分空港→くにさきレンタカー一択!」です。

地図と同時に飛行機を押さえた。
10/22 7:50 伊丹発大分空港行き。帰りは10/24 19:25発。二泊三日をフルに使える。
往復2万5千位、新幹線よりは安い。

飛行機での山、問題はガスだ。
過去北海道にフェリーで入り飛行機で帰る登山をやった時、ガスと買ったばかりのビクトリノックスマルチツールを没収される目に遭ったので、飛行機で山に行くのはビビってしまう。
調べると、くじゅう連山の長者原登山口にモンベルルームがあるらしい。ガスはここで買う事にした。

次にコースを考える。
入りは長者原で確定。所要時間を見ると、要所は一泊二日で十分回れそうだった。
坊ガツルに泊まりたかったので、一日目坊ガツル+α、二日目適当に回って牧ノ戸登山口をゴールとした。

そして地図には他にも「由布岳」が載っていた。
深田久弥日本百名山に入れ損ねた事を悔やんでいたとか見た覚えがある。
湯布院に行ってみたかった事もあり、行くことにした。

結果、プランは以下の通り。
10/22 大分空港→くじゅう→坊ガツル泊
10/23 坊ガツル→久住山エリア→牧ノ戸登山口→湯布院に移動
10/24 由布岳鶴見岳と縦断し別府に下山→大分空港
なんかテンション高くて荷物も日曜にはパッキングしてた。完璧だ。
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(不要なものは削ったが大体12キロ。水とかいれたらやっぱ15キロ位。ファストパッキングへの道は遠い。)

…しかしこの時、肝心の交通手段をどうするか決めていなかった。
バスや電車がある事は確認しており、環境省くじゅう連山HPにも「大分空港→くじゅう登山口まで3時間くらい」とあったので、まあいけるやろと思ってたのだった。

出発前日の晩、後輩と飲んでる時にふと「明日のバス何時だろう」と思い浮かんだ。
帰ってグーグルマップで調べると、到着は翌日・・・?そんなアホな。必死になってバスを調べる。
すると、確かにくじゅう登山口(長者原)へのバスはあったが、それは湯布院駅を10:20に出るもののみ。
大分空港→湯布院駅は、最短でも10:50着。どう考えても間に合わない。ヤバイ。詰んだ。
急いで大分空港、別府駅大分駅のレンタカーを調べるが、一番安くて20,000円。飛行機代位するレンタカーがあってたまるか。
これならば、初日を由布岳にして宿の予約日を前倒しし、二日目〜三日目にくじゅうとするか。しかし一日目は天気があんま良くない予報。由布岳は捨てるか……。

色々と思い巡らせながら、だめ押しでじゃらんのレンタカー検索をしたら、なんとヒット。
しかも3日で(保険抜きで)7,700円?これは本当か?レンタカー屋の名前は「くにさきレンタカー」。
空港からちょっと離れてるしなんか怪しい。実在するんだろうか。
半信半疑のまま予約。無事完了メールが届いた。どんだけヤバい車が出てきても、まあ山まで行ければいいか。
現実味のない気持ちのまま就寝したのだった。

2.10/22 くじゅう連山一日目
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朝6時50分、私は伊丹空港にいた。家から30分で着いた。本当に近い。
飛行機はIBEXなる聞いたことないヤツ。座先に会計ソフトの広告があって?が浮かんだ。
どうやら会計ソフト作ってる会社の子会社らしい。何故航空業。
7:50離陸。飛行機はそんな乗らないから毎回特別な気持ちになる。乗る前にやたら時間がかかるから好きじゃないけど。
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9:00には大分空港着。荷物を受取り指示通り空港を出ると、ホントにあった くにさきレンタカー(のバス)。
空港からちょっと移動すると、トラックやらがいっぱい並んだ所に連れて行かれた。
名前は「国東重機」だが、ちゃんとレンタカーやってる。どうやら副業らしい。
今回の車はなんと新型Fit*1。北海道旅行ぶりだ!
外装ピカピカ中身も新しい。こんな十分すぎる車を借りられるとは思っておらずテンション上がった。
早速くじゅう連山、長者原登山口へ向かう。

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走っていると突然どデカい山が現れた。これが由布岳
形が良すぎてビックリ。三日目のオマケのつもりだったが、ここでもテンションが上がる。
道中の道の駅で日本酒(亀の井330ml)を買うなどして、10時半位に登山口着。

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立派な山!
駐車場は平日朝にも関わらず結構埋まっていた。停車しモンベルでガス(とバッジ)を買い、11:15、くじゅうエリアへ侵入した。

因みにコースはこんな感じ。
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一日目は曇り。12時位に雨が降る予報だったので、さっさと坊ガツルにテントを張るべく右回りで向かう事にした。
最初は黒い土の森を歩く。いい感じだ。気持ちいい。
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服はファイントラックのベースに長袖を着てみた。寒けりゃソフトシェル、やばくなったら新兵器、アークのアクティブインサレーションを着るプラン。
テン場ではユニクロのULダウンと温かめの長袖を着る予定だった。
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歩いてるとやっぱ汗をかく。でも気温は低く風が冷たくて丁度よい。体温上がった側から冷まされる感じ。

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途中の雨が池エリアで景色が開けた。木道!どんよりしてるながらも良い気分だ。

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この辺で花を見かける。こんな時期にミヤマキリシマ…?と思ってゆーさん*2に確認したらどうやら合ってた。寒暖差で色々勘違いして咲くことがあるらしい。
道中ちょこちょこ咲いており和んだ。

この辺で雨の気配がした。レインカバーを付け、シェルを腰に巻いて歩く。結局大して降らず良かった。

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木々の合間から、下の方にだだっ広い黄色の原っぱが見える。これが坊ガツル!
この規模感は尾瀬以来かも、と思いながらそそくさと下る。
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12:45位、坊ガツル着。だだっ広い!そして車がいる。どっから入った??
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法華院温泉山荘の前から坊ガツルまで、しっかりした道が通っていた。
坊ガツルのテント場はキャパ450張とあったが、納得の広さ。
ススキの合間に道と広場がある。どこも平らで使いやすく景色がいい。これで無料とは恐れ入る。
若干奥にベスポジを見つけたのでテントを張った。
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いい家!

荷物の整理もそこそこに法華院温泉山荘へ向かう。
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歩いて5〜10分位?三俣山の直下に立派な山荘があった。
とりあえずカレーとビール。
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間違いない。
温泉はどっちでもいいかな…と思っていたが、「先に受付だけしときます?」と甘い言葉に乗せられて500円を支払った。お金を払っとけばいつでも一回入れるらしい。(19:30最終受付) 〆に入ろう。

テントに戻ると2時前。天候もかなり回復してきたので、CT3時間強位でいける「大船山」へ向かった。紅葉がいい感じ、らしい。

流石に登る人は少数派で、下りの人達とたくさんすれ違った。歩くと暑い!でも荷物は軽いのでサクサク進む。
途中間違って枯れた沢に入ってしまったことは反省。すぐルートに戻れる道で良かった。
登り始めて1時間、避難小屋のある稜線に出た。

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坊ガツルを眼下にくじゅうを一望する。すごい景色だ!
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これから向かう大船山は荒々しい姿で鎮座していた。カッコイイ。
山肌は思ったより染まっており、石鎚山に続いていい時期に来た事に感激。
ザザッと登って15:10山頂着。すごい爆風!!でもそれ以上の高揚感。
三俣山と坊ガツルは、懐かしの中禅寺湖男体山を彷彿とさせる配置だ。

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かたや中岳・久住山方面はボコボコとした山塊で面白い。
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奥にはトゲトゲした阿蘇山も見える。九州、だだっ広い!!!

来た道を振り返ると、なんだか不思議な形をしている。
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大きなすり鉢と小さなすり鉢。これも面白い。
裏に回ると一段と紅葉した沼が現れた。
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くじゅう探検はリアル仙峯寺詣りだ。気分は隻狼。
あんまり遅くなると暗くなりそうなので、15:30前に下山開始。16:30位にはテントに帰り着いた。

ウェアを着替えて法華院温泉へ。山で温泉に入るのは高天原温泉以来か。
お風呂自体は6人位は入れそう。湯は硫黄系、かなりぬるめ。アツアツが良かったが贅沢は言っていられない。
ボーっと入ってスッキリした。ビールを買ってテントへ戻る。
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アサヒとインドの青鬼が同じ値段...!一択でした。(最後の1本だったらしい)
開けた瞬間すごくおいしかったが、テントまでの道が寒くてめっちゃ後悔した。
この間、長袖とアークのアクティブインサレーション2枚で行動していたが、効果は抜群で概ね暖かく過ごせた。

戻って夕食。ガーリックシュリンプカレーと米、パンプキンスープと鳥とトマトとチーズの缶詰。中々贅沢だ。
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ビール飲んで、ごろごろして、亀の井を熱燗にして夜を明かす。
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日が暮れると一気に寒くなった。
酔いも回ってきて、夜7時には寝袋に収まる。寝袋は冬用の分厚いものにしたお陰で問題なく過ごせた。
夜は強風に雨まで降ってきて嵐の様相。時折結露を拭いてゴロゴロする。途切れ途切れだが結構眠れたので良かった。

3.10/23 くじゅう連山二日目
夜3時位に用を足すため外に出た。空を見上げてギョッとする。月が動いている!
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よくよく見ると、雲がすごい勢いで流れていく。上は相変わらず暴風のようだ。
満月は煌々と地上を照らしていた。ライトなしでも歩けそうな明るさ。寒いのですぐにテントに戻った。
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夜はもはやスマホの方が撮れる。

5時半位に改めて起床。朝食は味噌汁、袋ラーメン(ゆず塩味のちょっといいやつ)にモチと乾燥肉(大豆)を入れたもの。
まあまあお腹にたまったが途中で飽きた。次は味噌ラーメンにしよう。
明るくなってテントが乾いたら撤収しようと待っていたが、全然明るくならないので諦めて6時半位に撤収開始。
片付けていると朝日が山を照らし始めた。

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モルゲンロート!

テントは雨と結露でびしょびしょ。タオルで頑張って拭いて片付ける。撤収を終えて7時に坊ガツルを後にした。

法華院温泉山荘で水を補充し再出発。2日目は久住山を目指すこととした。
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法華院温泉からしばらくはコンクリと山道の急登。ツライ!

そこを抜けると、急に視界が開けた。

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荒涼とした土地。ここは火星か。
平坦を歩いて、三俣山と久住分れの分岐を左に進む。

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黄山は下からでも良くわかる元気っぷり。火星の地表を歩くと岩の登りに入る。
ここで急にお腹が空いてきた。ハイチュウプレミアムで気を紛らわす。振り向くと三俣山。名前の通りボコボコしており面白い。
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黙々と登って8時15分、久住分れに到着。

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景色が開けた。と同時に恐ろしい爆風!!笑いが止まらん。帽子が吹っ飛ばされそうになる。急いでフードを被る。
奥にはまた阿蘇の景色。山がクリアに見えて気分は良い。
ひとしきり景色を撮って、久住山へと向かう。

道中も引き続き爆風。山と食欲と私で読んだとおりだ。
進むと久住山エリアが徐々に全貌を見せ始める。

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これらは元々一つの山だったのだろうか?いくつものピークに、すり鉢状に落ちくぼんだ空池。
うって変わって違うエリアに来た事を実感する。

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爆風の中久住山に到達。若干風が弱まった。
またしてもだだっ広い阿蘇エリアが見える。気分が良い!
そこから稲星山ってとこまで進もうと思ったが、この日一番の爆風に晒され流石に撤退。
来た道を戻って、天狗ヶ城経由で中岳まで登った。
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このあたりは岩混じりで非常にカッコいい。
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見下ろすとキレイな池が現れた。山に取り囲まれて鳥海湖みたいだ。

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中岳からは坊ガツルが見晴らせた。下から見上げていたボコボコのてっぺんに来たんだな。縦走っぽい山行はこういうのが楽しい。

そこから池を回って久住分れに戻り、避難小屋で休憩。
ちょっと休んで牧ノ戸までの下りを歩く。
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この道は非常にキレイで歩きやすかった。
その一方で人がめっちゃ多い。辟易しながら歩く。
山野井泰史が山でイライラするのはよくない*3って書いてたので、素直に心を落ち着けて下った。

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下ると昔行った大観峰がよく見えた。遠くからでも異様な地形だとよーく分かる。終始楽しい下山だった。

最後はコンクリートの坂を下り牧ノ戸登山口着!
これで終わり…ともいかず、ここから車道の横の自然散策路みたいなのを歩いてダラダラ長者原へ戻る。
半分歩きスマホしていた。40分強歩いて車の元へ長者原へ帰還。お疲れ様でした。
着替えで持ってきていた長袖が、使い潰したユニクロULダウンから漏れた羽毛で酷い見た目になっていたので、モンベルでくじゅうTシャツを買った。良い柄で良かった。

着替えて一息つき、車で温泉へ向かった。目的地は黒川温泉!ずっと行ってみたかった。

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深山山荘というとこで入浴。おしゃれな受付。お風呂は離れみたいな場所。
設備充実、すごくキレイで値段は600円。破格!
豪華な温泉宿が密集していた。次は泊まりたい…。

風呂を出て昼飯を探す。しかし時間が悪く、どの店も着く頃にはランチが終わってしまう。
プチトマトなるレストランが開いてそうだったので向かう。
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ここのハムステーキ、すごく美味しかった。こだわりのオーガニックランチ。ソースにベリーが入ってたのもアクセント効いてて良かった。満足。

そこから車を走らせ湯布院の宿に向かう。
この辺の道、数年前に旅行できた時通ってたみたいだ。知ってる道の駅とかあったし。

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5時過ぎ、宿のユースホステルへ到着。由布岳の真下。
同室の人はみんなおじさん!若者全然居なくて笑った。まあ場所が遠いか。

ゴロゴロして夕食を食べる。夜は宿の人の案内で星座ツアーに繰り出した。
夏の大三角、ペガサス座、秋の星座を取り巻く神話の話など色々面白かった。星座は一向に覚えられないが…。
九州豪雨により木がなぎ倒されたところから、湯布院の夜景がすごくキレイに見えた。複雑な気分!
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温泉にも浸かって早めに就寝。贅沢だ。

4.10/24 由布岳
6時過ぎに起床。見下ろすと、朝霧に包まれた湯布院。
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いい景色だ。
空はまぁまぁ晴れてるがうろこ雲。12時位には雲が厚くなる予報だったので、きっとその通りになるのだろう。
パッと朝ごはんを食べて正面登山口へ車を走らせる。

由布岳へは3つの登山口があるが、宿の最寄りの西登山口は下から見た感じつまらなさそうだったので、一番写真が良さげな正面登山口から入る事にしたのだった。

すごくキレイな道を走る。目の前には緑の丘と由布岳!いい道だ!
7時半位に駐車場着。無料エリアは既に埋まっていたので、500円払って駐車した。
準備を済ませ、7:50くらいに登山開始。

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これが開始0秒の景色。由布岳、形が良い!!
横の丘もまた雰囲気が違う。いい気分で歩く。

ちょっと行くと山の麓、登山道に入る。
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東登山道と正面登山道があったので、やや距離の短い正面登山道で一気に登り、帰りは東登山道を通ることとした。

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良い森の中を歩く。途中で薙ぎ倒された木々を見て、豪雨の爪痕の深さを感じる。

しばらく歩くと、西登山口からの道と合流し、つづら折りの道に入る。
道はまあまあ急な方だが歩きやすく、荷物の軽さも相まってサクサク進んだ。

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振り向くと昨日いたくじゅう連山と緑の丘が見える。遠くに来たもんだ…。
最後は急な直登を登り、9時15分位に山頂エリア付近に到着!

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大きなお鉢の周りを2つのピークが取り囲む。下から見るのとは全然違う、荒涼とした山だ。
とりあえず由布岳西峰を登って降りて、由布岳東峰を通って帰ることとした。

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西峰への道は結構な鎖場。急にこられるとビビる。
まあ劔や石鎚程ではない…楽しく登れた。
15分程度で100m登り、西峰へ到着!
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別府の街や海が見える。裏には湯布院の町並み。
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見返すと東峰にはガスが押し寄せていた。こっちから来て良かった…。

板チョコ一枚頬張り来た道を戻る。コーヒー飲もうと思ったけど、お湯沸かすのが億劫になってしまう。水筒一択だな。

東峰へも100m登る。ガスガスだ。
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西峰が結構急峻に見えて面白い。ある程度眺めて満足したので、東登山道の下りに入った。

…ここからの道が酷かった。
初っ端から道が狭い。岩の上なので踏み跡もあんまりなく、道間違えたか?と不安になった。

そこからも細くて急な道が続く。岩と泥が混ざって歩きづらい。
嫌だなーと思っていたら鎖場が現れた。
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…急では???
予想外の鎖場はビビっちゃうのでやめてほしい。
この後も細くて滑りそうな道に加えて中々急な紐エリア、鎖場が4箇所位現れた。
正面登山道とはえらい違いだ。天と地の差。山内格差が酷い。
しばらくすると岩と泥の急な道が終わり、落ち葉の林道が始まった。
やっと一安心、と思ったが、ここからも中々酷かった。道が分かりづらいのだ。

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パット見、道はない。どこも同じような景色。
落ち葉が多く踏み跡が不明瞭。頼りになるのは赤布のみ。
チェックポイントを探しながら下っていく。ワンダーフォーゲルとかってこんな感じなのかな。

それでいて、日向岳へ行く分岐も現れる。これも実に分かりづらい。
分岐した先は手付かずの森という感じで更に鬱蒼とし始め、道は行ったり戻ったり、のぼったり下ったり…。
赤布が無ければ、絶対道を見失っていただろう。
地図に「! 道迷い注意」とあったがよーく分かった。
膨大な数の赤布を設置してくれた人々に感謝。思いがけずハードな道となった。
一人だったので結果楽しめたけど、集団で東登山道を通るのは絶対におすすめしない。
みんなも正面登山道を通って笑顔で帰ろう。

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鹿。ガン見された。

11:30くらいに車へ帰ってきた。トータル3時間45分、駆け抜けた。

着替えて温泉を探す。せっかくだしサウナ付の、すぐ入れそうな外れの温泉へ向かった。

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それがここ。500円でリフォームしたての良い風呂だった。
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帰って駐車場に出ると、ポニーとヤギが草食ってた。え何???

昼飯も適当に探す。古民家食堂。

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ステーキ丼…!美味しかった。いつもは並ぶらしい。滑り込みで入れてよかった。

さて。ここからどこに行こう。別府は概ね行ったことがあったので、大分市に行ってみた。
大分県立美術館OPAM。糸園和三郎展を観た。
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人生を辿る。アプローチは時々で違えど、人間の事が好きなのかなというのを強く感じた。
最初の母子の絵、中々ギョッとするものもあった。それを通った末に出てきた、ありのままを捉えた人間の姿が、なんというか一番印象深かった。

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あとぶら下がってたこれ。傘?花?有機物のような無機物。カッコイイ…。

そのまま下道を通り日出城跡へ向かった。

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海越しに見る由布岳。旅が終わる。

晩飯は空港で食べようと思って6時前に到着したが、同じ考えの人でレストランは溢れていて諦めた。無念。
帰りにくにさきレンタカーへの感謝の意を込めて「Kunisaki」という日本酒を買った。美味しそう。

飛行機は順調に発着し、10時前には帰宅。
大分と大阪。案外近い。いい旅になった。

5.旅のおわり
全体的に強度低めの山行だったので、時間当たりの負荷を高める事を意識した。
御嶽、伊吹山辺りから下りのスピード感が変わった気がする。膝をやらないようにしつつペース高めていきたい。

くじゅう連山は歩くほどに景色が深まる、本当にいい山。探検しがいがあって良かった。
夜のテントは寒かったが強い寝袋のおかげで無敵だった。
アークのアクティブインサレーションは効果絶大。大事に使っていきたい。
由布岳は湯布院を別府の奥の院たらしめる、近くて端正な山。登ると全然違う表情を見せてきたあたり面白い山だと感じた。

今回は結果的にレンタカー旅になったが大正解だった。地方は車に限る。

しばらく楽しい秋山が続きそうなので、冬に向けて山を続けていきたい。

以上

*1:※乗り心地や使い勝手、オートクルーズ機能ははすこぶる良く、クセのある顔も三泊四日の北海道旅行の終わりには愛着が湧いてきたので、結構好きな車だ。

*2:山のサークルで友達になった方。花と鳥マニア。勉強になる。

*3:引用:登山とは大自然の中で大きな気持ちで行なうべき遊びなのに、思わずイライラしてしまうことはいくらでもあります。どんな場面でも正しく対処していくうえでも、冷静さは、重要な技術の一つだと思います。僕は、そこは妻を見習うようにしています。

2021-10 伊吹山と石鎚山

単独行の方が道中思うところもあって残そうという気になる。
グループで行くと、山というとより人との思い出が中心になるので、書くこと思いつかないのだけど、今回は面白い所もあったのでポイントを記録する。

1. 10/2 伊吹山
・関西に来て初めて登った山だ。初回の5月はガス。2回目の今年2月も山頂だけガッスガス。三度目の正直、今度はグループで登った。
・幸先良く最後までかなり晴れてた。やっと色んな山や琵琶湖が見えた。霊仙山から見えた伊吹山はきれいだったが、逆は結構普通だった。
伊吹山がそこそこ独立しているのか、存在感が強かった。霊仙山の方は鈴鹿の山に囲まれてるので埋もれてた印象。
・パーティにサンダルで登山する人がいて二度見した。
・ひとしさん(大学の先輩)がたまに冗談ともつかないノリで言ってたり、一度山ですれ違ったことがあった位だったが、まさか実在するとは…。
・トレランの系譜にサンダルで山を走る種族が居るらしい。下りめっちゃ走ってた。
・前回の御池岳からVivo bearfootを導入。これも割とサンダル寄りの靴だな。
・調子よくて上りも下りもいい感じだった。特に下りは気持ち軽快だった。日帰りはULを目指して楽に登っていきたいなと言う気分になってきた。
・サンダルランナーに乗せられて下りで走ったけど流石にひざに来そう。走れる山なら走ってもいいかなという気分になった。

2. 10/9-10 石鎚山
・フェリー旅。今まで乗ったことない豪華フェリーだった。(青森→苫小牧のシルバーフェリーしか乗ったことないが)
石鎚山の鎖、ネットで調べると評価がまちまち。剱岳より怖いって記事もあったような。
・登ってみると全然そんなことはなかった。
・トレランぽい靴で行ったからか、穴にも足先をはめることが出来て安定した。
・そもそも鎖なくても登れるところが多く、ただただ楽しかった。
・渋滞のほうがゲンナリ要因だったか。
・上にいる子連れの母が「もう体力ない、限界」云々言っててマジで落ちてくんなよと思っていた。
・それでも登りきってたから母は強い。
・紅葉良かった。最高点の天狗岳も渋滞していて萎えたが、登った先は空いていて良かった。こういうの、やっぱり日和らずにチャレンジするべきだね。毎回思う。
・道中も秋らしい景色の中を歩けて満足だった。
・体力的には余裕、鎖のスリルで山登った感

写真は山のサークルの皆さんに見せるために作ったインスタをご覧ください。
https://www.instagram.com/p/CVAXKjQp7S_/?utm_medium=share_sheet
来週は天候良ければくじゅう連山。久々の単独行。やっていくぞ。

2021-09-18~20 立山三山と剱岳の記

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今月は中々頑張った。八ヶ岳に行けなかった分、キャンプからの日帰り御嶽山に行った。コース的にキツくて笑った。
山小屋がどれも良かったので今度は泊まりに行きたい。
ここで下山途中、突然左足首の後ろの方が痛む現象に襲われた。
調べるとおそらく「腓骨筋腱炎」になったようだ。捻挫もどき。
一週間程で症状が引くことを願い、毎日湿布をつけて対策していたのだった。

そしてこの三連休、台風を見切って立山そして剱岳に行った。挑戦の山、アルピニズムの極北、地獄の針山、剱岳…。果たしてどうなったか。

1.出発前
 当初この三連休は、会社の後輩@栃木と称名滝から大日岳に登って大日小屋に泊まり、翌日剣御前小舎へ移動し立山三山縦走、最終日剱岳に登り室堂から帰る予定だった。夏季休暇に計画していたが中止になった、室堂ケーブルカー使わず侵入プランをパワーアップしたやつだ。
しかし見事に台風襲来。土曜はどう転んでもダメそうだったので、大日岳を切って日曜室堂入りへ変更したのだった。
これで大日小屋のキャンセルは2回目…次こそは絶対行くからな…。
前入りも金曜夜富山入から夜立山泊に変更。3時に富山集合に変更し旅に臨んだ。

 個人的には15日に大きめのイベントがあり、とりあえず、無事に乗り切れたところだった。金曜は上司と飲んで久々に二日酔い。金曜発にしてなくてよかった。
ダラダラ準備しながら富山へ向かった。

2.9/18 立山前泊
 2時過ぎに富山駅で後輩と合流。5月の涸沢ぶりである。早速富山駅きときと寿司へ行く。富山の回転寿司だったらそこそこのやつって前聞いた気がするので。
席につくと、なんと酒が頼める。このご時世、富山は無法地帯か!?ありがたく昼間っからビールを飲み、寿司を食べる。
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鰤、イカ、甘海老…到着30分で出来上がってしまった。日本酒の銀嶺雷鳥、芳醇だがサラサラと飲めてしまう一番好きなやつだった。富山最高!

 晩飯は富山駅で買っていくということで、駅でます寿司やら山での食事やら酒やらを買い集めて立山駅へ向かう。
初日は台風の影響かそこそこの雨。この予定にしておいてよかった。富鉄は途中限界すぎる駅があってビックリしちゃう。

 5時過ぎ、立山駅着。送迎バスで立山国際ホテルへ移動。広くて良い!温泉もしっかりしててポイント高い。
飯食いながら後輩のiPadで「剱岳 点の記」を観た。
小説は読んでたが映画は初だ。ストーリーはサラリーマン小説味がある原作をそこそこ丁寧になぞっており、ストーリー的な見せ場には弱いが質実剛健とした映画だった。特筆すべきは圧倒的な剱岳の映像美。
ふと挟まれる剱岳の威容がすごい。雪渓を歩くとことか、巨大な杉の立ち並ぶ神社の絵とか、どうしようもない吹雪の中を歩くとか…どう撮った!?という気持ち。すごい映画だった。
あとみんな明治末の装備でガシガシ登っててビックリしちゃった。俳優すごい…。
剱岳へのモチベーションを高めすぎたせいか夜途中から寝れなかった。アホ。

2.9/19 立山三山縦走
 いつぞや5月の立山へ行ったときはケーブルカー争奪戦に打ち勝つべく5時くらいから並んだりしたが、今回は後輩の神ムーブで事前予約した8時40分のケーブルカーに乗ることが決まっていた。神。朝ダラダラしてから出発。
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テンションが高い。
ケーブルカーは沢山の人。下界はガス。どうなるかなーと思っていったら天狗平位で一気に雲を抜けた。
左手には雄大な大日岳、右手には一面の草原。立山、強い…。
10時前に室堂着。登山届書いてると横に全員お揃いの真っ白なモンベルダウンを着た白くまさながらの謎の10人強の集団が居た。なんなんやろ。
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外に出ると一つの雲もない一面の青空。こんなに晴れるの!?早速雄山へ向かう。
5月に来たときには爆風で雄山の肩辺りで引き返したのだった。リベンジだ。
途中で結婚式の写真みたいなの撮ってる人が居た。ロケーション良すぎ。
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その肩まで来ると、黒部源流の辺りから槍ヶ岳まで見晴らせた。
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最高。黒部五郎とか水晶とか、薬師岳経由で繋がってる分案外近い。いい景色だった。

雄山の肩まで来たところで登山者の渋滞に巻き込まれる。まあ仕方ないね。
明らかに私服、スニーカー、トートバッグで迷い込んだみたいな女の子がいて流石に止めるべきか迷ったが、思いの外足取りがしっかりしていてスルーしてしまった。
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振り返ると絵力が強い。

ゆっくり歩いて雄山着。見ると雄山山頂にいくにも行列が出来ていた。しかも拝観料300円…
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お守りは買っちゃったがバカバカしくなって先に進んだ。
結局大汝山まで来てお昼休憩。ここも素晴らしい景色だったな。北アから浅間山まで見晴らせた。
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雲かかってたけど富士山も見えたかも?
この辺から白馬エリアも見え始める。美しい!あの辺をしっかり歩いてみたい。
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眼下には黒部ダム。造形が強い。
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日差しは強いが気温は過ごしやすい感じで、時折吹く風が冷やしてくれる。こんな陽気で歩ける日は年にそう何日もない。来てよかった。
稜線は結構ガレていて全体的に危なかった。靴に救われたがぐねっちゃうな〜と思いながら歩く。
後輩とは月姫がどうとかかげきしょうじょがおもろいとか、大学の時みたいな話してた。
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時折見下ろす室堂は緑と赤と黄色に彩られた見事な紅葉。奥の奥大日岳が室堂を包み込むようにそびえる。
背景は一面の雲海。青と白が湖を中心とした室堂をより浮き上がらせるように感じた。すごいところに来てしまったなあ。
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富士の折立?ってピークでおばちゃん達に写真を頼まれたので撮ったらポージングがノリノリですごい楽しそうで笑った。撮られるの緊張するから見習いたい。
そこから真砂岳へ移動。ガレガレのゴツゴツした山からザレザレの真っ白な山に変わる。
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真砂岳の山頂で親子連れに出会う。7歳の女の子、今日の立山と明日の剱岳百名山99座目らしい。凄すぎ。どんな大人になっていくんだろう。
その後下って登ってを繰り返すと壁のような別山にぶち当たった。ジリジリと登っていく。
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こういう時は、おかざき真里の「阿吽」で読んだ「犀の角」のシーンを思い浮かべる。
http://intweb.co.jp/miura/myhaiku/buda/buda_1_3_sainotsuno.htm
まあ、ただゆっくり歩いているだけなのだが…「犀の角のようにただ独り歩め」。

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別山に着いた。ここで一気に剱岳が近づいた。
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遠目にはドーム状にも見えていたが、近づくと下の方から反り立つ荒々しい針が見える。
これは地獄の針山だ。そしてこれ、どうやって登るんだろう…。昨日見た剱岳がよぎる。
別山からは室堂を横から見る形になるが、これがまた良かった。
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奥に雄山、手前は奥大日岳。雲海をバックにまたしてもすごい景色。
ついでに今日泊まる剣御前小舎も見える。休憩もそこそこに先に進んだ。
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14時すぎ、剣御前小舎到着。お疲れ様でした。
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真横にはでんと現れた剱岳。ロケーションが神がかっている。
着いたら知人が同じ小屋に居た。居るって聞いてたけど何たる偶然!
荷物を置いてビールを発注し剱岳を見ながらだらだら飲む。お疲れ様でした。
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後輩がビール2杯目に突入したから私は日本酒を飲んだ。これすごい好きなやつだ。
戻って昼寝して夕食。この間、大人買いした金色のガッシュを最後まで読んだ。
もう最後までボロ泣きだったな…。タイトルを回収してから卒業式までずっと泣いてた。この前に泣いたのはナゾナゾ博士とキッドの別れだった。何故か。
アニメも若干見てたし断片的には知ってたけど、通して読むと遥かに面白い。山小屋で泣いてるヤバいおじさんになってしまった。

夕食には結構な人数が居たが、“黙食“だとあまりに静かで寂しい。
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米を沢山食べた。さっさと食べ終わったので、休憩して夕日を見に剣御前へ行った。意外と近くて良い。
この時間がすごく良かった。
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雲は全部下、遮るもののない3,000mの世界が赤に染まっていく。
剱岳は日が沈むほどに陰が濃くなり急峻さを増していった。
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立山室堂も一面赤になる。みっちみちのテント場を見下ろすのはやや気分が良い()
中秋の名月が近く、月が驚くほど大きかった。
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写真じゃ伝わらないやつ。
日が沈むまで見届けて部屋に戻り、明日用に荷物を詰め替えたり歯磨きして横になった。
夜は途切れ途切れだが昨日よりは眠れた気がした。

3.9/20 剣御前小舎→剱岳→室堂
 朝3時に起床。そそくさと片付けをして朝食を食べる。
気合を入れて魯肉飯とカニのビスク。贅沢!
湯を沸かしてボトルに詰め、アタックザック(という名のMarmotヤマノススメふるさと納税ザック)で4時に出発。
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外はまだまだ真っ暗。ヘッドライトの灯りでまずは剣山荘まで向かう。この一時間のアドバンテージを取れなかったのがちょっとツライ。小屋空いてなかったし仕方ないが。あの位置だったら夕焼け見えなかったし結果的に勝ったと思っている。

暗い中ガレた道を歩くのは中々分かりづらかった。途中白馬岳にあった様な巨岩の上を歩く所もあり、注意深くペンキを探して進んだ。
先に進むと、道の脇からおじさんに声をかけられた。コース外れてたから休憩してたのかと思ったら、どうやら道に迷ったらしい。
剣沢のテント場から剱岳に向かう予定だったそうだが、途中で靴も壊れたので諦めて剣沢に戻りたいとのこと。テント場は横に見えているが…確かに暗いし直通の道は無い。とりあえず剣山荘まで案内する事にした。
この時、実は後輩も靴がぶっ壊れており「剱岳途中で引き返すかも」と言われていた。3分の2が靴ぶっ壊れてるパーティ一体何。
剣沢から道なき道を突っ切ってきたのだろう。迷うにしてもそんな事あるかよ…よく剱岳行こうと思ったな…という心の声は胸に隠した。。
4:45、剣山荘着。希望の光だ!
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おじさんと別れ、メットを装着しいよいよ一服剱→前剱→剱岳の道へ入る。
日の出近くの5時発予定の人が多いらしく、剣山荘は賑わっていた。
ソルティライチを買い足して出発。

のっけからよじ登るタイプの道や鎖が続き結構疲れた。後輩のペースが早いのもあったと思う。あの軽快さは尊敬するし追いつける気がしない。
一服剱まで来ると一面のガス。剱岳の下のトゲトゲだけが見えた。それでもすごい存在感。圧倒される。

休憩を挟んで前剱までの道を行く。
ここが結構ガレててひどい道だったな。浮いてる石もあった。先行する人もやや居て落石も怖い。足元に注意して進む。
途中足首やっちゃいそうな局面も多分あったが、それを見越してテーピングしたお陰か安定感が出た。ガレた山の足首ケアは今後も必要と実感した。
途中でグエエグエエと汚い声が聞こえたと同時に、前方に立ち止まる人達が見えた。雷鳥だ!
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今年最初で最後かも。見事に擬態してて良く分からんけどたしかに居ました。冬毛のつがい。こんな断崖にすごいな。元気が出た。

6時位、前剱到着。後輩はいよいよ靴がぶっ壊れたのでここで引き返すことに。
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どう登るんだろうこれ。

開けた所には、昨日の百名山7歳児&母と、揃いの白いダウンを着た白くま集団がたむろしていた。
まさか再会するとは。この山行のダイジェストが一気にきた。
この集団は一体何なんだろう…イケイケ、陽キャ感が溢れているが、なんというか山で一番会いたくない…人を避けて朝4時から登っているのに…でも上級者集団なのかな、それだったら勉強させてもらうのもありだろうか…
とか考えたけど、巻き込まれるのはやめとこうと思い、紙一重の差で出発。結果的にこの集団、レベル差もある様で正直遅かった。これに巻き込まれたら時間を相当ロスしていたはずなので、本当に正しい判断をしたと思った。

ここからいよいよ鎖場ゾーンに入る。
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最初、一本橋からの横ばい。怖っ!先が詰まってたので様子を見る。
行ってみると足場はしっかりしており、そんなに怖くなかった。
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次、平蔵の頭。これはかなり怖かったな。登ったと思ったらながーい下り!足場がパッと見分からないところもあったので、しっかり3点確認しつつ下った。全身伸ばして下るのは武尊山の鎖場の様だった。今までの経験を思い返す。過去の山行の集大成だ。
そもそも岩場をよじ登らせる箇所が多い。あと一箇所ツルツルで足場もないとこがあってビビった。
前の人が膝をグッと差し込んで登ってるのを見てなかったら、中々行けなかったと思う。

そして最後の鎖、カニのタテバイに到着。
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既に渋滞が出来ていた。
様子を見つつ休憩して順番に登る。
足場は打ち込まれた杭や鎖のフックがしっかりしており、要所にしっかりした足場もあって見た目よりは怖くなかった。最後の登りが足場少なくて怖かったな。鎖のフックを踏んで登るのは中々怖い。

そして山頂へ!…と思ったら、案外そこからも道は続いていた。
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意外と距離があり、ガレた箇所や岩登りを求められる所が多く、最後まで気を抜けなかった。
山頂に近づくほどにモヤに飲まれていく。光を目指してよじ登り…
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7:15、剱岳山頂についた。
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心の中ですごい叫んでいた。ここまで来たぞ!!!!!
山頂には人がいっぱい。ガスが取れるのを願いながらコーヒーを飲んで北方稜線を眺めていた。
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三角点をテーブルにすな
結局日本海側はやや晴れてきたが、人も増える一方だったので7:30出発。山頂からブロッケン現象が見えていたので遊んだ。
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そこからまたガレた岩を下ると、カニのヨコバイ分岐に到着。
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前のお兄さんが連れの人に、しきりに最初の一歩の踏み場について話していた。
カニのヨコバイ、最初の一歩である右足の踏み場が上から見えづらいのが難しさの6割を構成してると感じた。お陰様で迷いなく進むことが出来た。
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その後も鎖場の度に渋滞が起きてダラダラ進んでいたので、結構そのお兄さんたちと喋ったり写真を撮り合ったりしていた。後輩が離脱しちょっと怖いところも合ったが、おかげで楽しく下山できた。本当に感謝。
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下りは雲の姿が目まぐるしく変わる素晴らしい景色の中を歩くことができた。
切り立った平蔵のコル、頭、どこまでも落ちていく剣沢、剣御前に至る稜線…
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そして後方には遂に姿を現した剱岳
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渋滞のおかげで沢山写真を撮れたし、一つ一つの景色をじっくり見ることが出来た。結果的にすごく良かったと感じる。
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絵力が強い。

帰りはガレた下りへの不安が大きかったが、下りの道は行きより安定した所が多いのか案外危なげなく下りることができた。
ノリノリで写真を撮ってて楽しかった。前剱のピークを通らなかったせいで、いつの間にか一服剱の真ん前に来てる感じになった。
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登りは辛かった。腕組みして歩く。気持ちは清麿。腕組み仁王立ちマン。

一服剱で休憩し下る。夜明け前の登りは辛かったが帰りは足取りも軽く、9時30分位に剣山荘到着。渋滞もあったが、想定より巻きで帰ることができた。
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剣沢の方、見事なカールで綺麗だ。
ここで一緒になった方とラインを交換し、後ほど写真を送る事にしてお別れ。本当に感謝。
コーラを飲んで休憩し、剣御前小舎への登りを進む。
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ここに来ての登りは辛かったが、夜暗い中を歩いたときよりはるかに歩きやすく足取りは軽快だった思う。10時40分位に剣御前小舎についた。
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振り返ると剱岳はガスの中。今回は勝ちだった。
剱来た土産がないので、ここでノースのTシャツを買ってカップ麺を食べて室堂へ向かう。
雷鳥沢キャンプ場へ下る道、ガレてたりザレてたりで歩きづらかったな。足首やっちゃう恐怖と戦いながら下り、11時半くらいに雷鳥沢キャンプ場に着いた。
ここからなんと、結構登る。階段や地味な上り、このタイミングでこれは心にくる…。
途中の山荘で「剱岳 点の記」のサイン入りTシャツと撮影記録を拝む。作成記録その内見るわ。
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そこからも地味な登りを繰り返し、12時半前に室堂バスターミナル到着!お疲れさまでした。後輩と合流。水が沁みわたる。

当初予定より早く着いたので、帰りの時間を調べ休憩。後輩は信濃大町へ出るということでお別れ。また会おう。

そこからバス、ケーブルカー、ローカル電車を乗り継ぎ、富山駅で焼き鳥ビールをむさぼり日本酒を購入して帰宅。サンダーバードはテーブルに日本酒飲む用のくぼみがあって最高。最後、大阪に帰還。お疲れさまでした。

4.剱岳に登ってみて
 初日は快晴、翌日は雲と岩稜の織りなす景色に色んな意味で心休まる瞬間がない素晴らしい山行になった。
今回一番意識したのは「足運び」。ガレた道は足をグネっとやりやすい。防御力高めの靴とテーピングでなんとか行けたが、常にリスクがあった。
そして岩壁を登り下りするとき、小さなくぼみや鎖のフックへの引っ掛かりに文字通り命を預けていた。
今回はソール固い靴で行っていたから、つま先立ちでも安定したししっかりグリップが効いてくれたので無事行くことが出来た。(但し下山時には満身創痍。使わない筋肉めっちゃ使った。)
足運びの重要さ、状況に合わせた靴の価値を強く感じた。
後は過去に登った武尊山妙義山の鎖場、奥穂高~前穂高の岩稜、重太郎新道や鷲羽岳等のガレ&ザレた道の経験が全部生きた。
現地でのコミュニケーションも重要だった。「この石浮いてる」「ここはこうやって登る」という情報を得られたのは大きかった。混んでるのは困るが人が居なさ過ぎても良くなかっただろう。

2日目はコースタイムも長く込み具合によっては帰りのバスケーブルカーも危ういかもと思っていたが、早めの行動と渋滞を避ける判断のお陰で余裕をもって終えることが出来た。剱岳は想像以上に混む。声を大にして伝えたい。特に団体は積極的に避けるべき。集団は結構多いと思う。

雲ノ平や槍は距離的な達成感があったが、剱岳はスリルと冒険を乗り越えた末の高揚感と達成感があった。登ることが出来て良かった。
どこを見ても絵になる立山、そして剱岳。また行きたい。今度は大日岳経由で!
今年の一番大きなチャレンジはこれで終了。冬に向けては、トレランっぽいシューズ(Vivobearfoot)を買ったので、足裏の強化に努めたい。

以上

2021-08 山に行けない/白骨街道/Get Wild/冬至草/羊文学/孤狼の血/寝ても覚めても劇場/小早川秋聲と旅と銭湯サウナ/FUNTIME ACCIDENT

1.山に行けない
 表銀座縦走以降、8月~9月今日に至るまで色んな予定があった。しかし8月はひたすらに天気が悪い...。
 この間に、立山(大日岳、奥大日岳)、氷ノ山、北八ヶ岳という念願だった山の予定がつぶれてしまった。
 特に氷ノ山は「登山口まで行って撤退」という今までにないケース。悔しい…。
 白山はギリギリ行けた。初日は途中までガスガスだったが最後に晴れて昨年のリベンジが出来た。
 ただ2日目は嵐の中の撤退戦。もうこりごりだ。
 唯一晴れた8月最後の週末は赤目四十八滝武奈ヶ岳に行った。気持ちいい滝、山。良かった。
 行けなかった悲しみを埋めるようにこの間観たり読んだりしたものを取り留めなく記録する。

2.機龍警察 白骨街道
 忘れた頃に次が出る機龍警察。新刊出る度に速度が上がっていく。
 ミャンマー問題に真っ向から切り込んだ時代感。前作とは打って変わってバチバチの戦闘に血塗られた白骨街道は恐怖だ。
 陰謀も密度を増していく。やっと敵の影を見ることが出来たわけだが、あまりに恐ろしい…。
 今一番面白いシリーズ、マルドゥックシリーズと機龍警察なのでおすすめです。

3.宝塚のシティハンターを見た
 人生初宝塚。シティハンターの舞台と歌劇オンステージのワンセットで5500円4時間は破格では。めちゃくちゃ楽しかった。
 驚くべきはその密度。舞台の情報量多いし人間関係中々複雑だし転換も相まってテンポが爆速、その中でも歌と演技と小ネタをふんだんに盛り込んだ舞台で衝撃だった。
 シティハンター金曜ロードショーのルパンな感じで大団円。楽しかった。
 歌のところもライブ以上の怒涛の勢いで歌と踊りが展開されていく。一糸乱れぬ動きは圧巻。
 このあとかげきしょうじょ!見たら解像度がめっちゃ上がった。

4.石黒達昌冬至草/雪女
 タイムラインのリコメンドがすごかったから買った。日本SFの臨界点。
 淡々とした文章が架空の動植物や病を手触りのある形で現出させる、初めての体験だった。
 冬至草は過去のレポートやヒアリングのまとめという形で、放射線を放ち人の生命を吸う植物を、論文のように描く。
 凪のような文章から溢れる狂気はなんだろう。すごいものを見た。
 一番ショックだったのは「或る一日」。初年兵哀歌の風景がダブった。放射線被ばくの後だから、また違うけど。目の前に広がるどうしようもない光景、読む地獄だった。白骨街道も地獄だったがこれはまた違う地獄だ。

5.羊文学_Hidden Place
 八ヶ岳が中止になった金曜日、なんと梅田で羊文学がライブをやるという。しかも当日券あり。
 昼にチケットを確保し、午後丸々大東洋で蒸されてからライブハウスに向かった。
 クラブクワトロ入るの初めてだな。
 新アルバム出たけど、これは延期してたPowersのツアーらしい。
 夜寝るときに聴くことも多い羊文学、ライブはほっそい女の子がパワフルに弾き語る強いステージだった。
 雨とかバチバチにかっこよい。
 1999のときには電球の暖色がステージを包み一足先にクリスマスの夜になってしまった。一段と好きになった。
 前聴いたのは4月の対バンのやつだったか。雨のパレードとかいたやつ。
 あれよりも世界が際立つ感じで良い時間でした。

6.孤狼の血Level2
 翌日は孤狼の血を観にブルク7へ行った。
 孤狼の血が好きな映画何番目かに入るので、ワクワクしながら鑑賞。
 開幕早々訪れる獄卒、上林(鈴木亮平)。2シーン目から平和な広島が血みどろにされちゃって見てられんかった。予想を軽々と上回る暴力、また地獄に来てしまった。
 日岡(松坂桃李、ダークヒーロー)はガミさん(役所広司、最初のダークヒーロー)の後を継いで3年間広島の暴力団を仕切ってきた。
 その版図が、上林の登場でアッという間に、本当に一瞬で塗り替えられていく様は恐ろしい。
 それを圧倒的な暴力で僕らに飲み込ませにくる鈴木亮平、まーじ怖い。目潰しとかアイスピック一閃とか二代目への仕打ちとかヤバいやん。この映画の7割は上林の暴力で占められてます。
 残り2割は頑張ったけどガミさんみたいにはいかなくて、それでも頑張る日岡。最後はチンタ。もっと生き方があったよなぁ。悲しい。
 斎藤工早乙女太一いい感じだったけど見せ場なくて笑った。斎藤工なんか強キャラ感あったのに。
 孤狼の血はガミさんの結末とそこからの日岡の覚醒から目が離せなくて最後まで面白いのだが、それと比べるとLevel2はオチが弱かったか。風呂敷かなり広げたけど…という感じ。

 帰りにその足で小説2作目、凶犬の眼を買った。映画のラスト、ここに繋がる感じだから続編をきっと作ってくれるのだろう。
 小説どんなもんかなと思ったら面白すぎて日曜に読み終わってしまった。
 凶犬の眼、今度は国光というインテリ武闘派ヤクザの生き様が鮮やかすぎてまた日岡が霞んでしまった。映画にしたら国光の話になっちゃうね。
 龍が如くゼロが大好きなのだが、小説でこの感情を再度体験できようとは思わなかった。今三作目の暴虎の牙をポチったので届くのを待ってます。

7.映画 劇場をみた
 職場の人に勧められたので観たが中々キッツかったな。
 山崎賢人演じる永田のクズさをどう捉えるかで全然印象が変わるだろう。永田を見て「あり得へんやろ」と思って見続けるとキツイ(自分はそうなってしまった)
 しかし永田の要素は、自分にも跳ね返ってくるよな…という気持ち。
 終盤で永田のことを友人(コイツも結構悪いやつなのでは?)は端的に表していたが、これもキツい。時折永田自身、自己嫌悪しつつそんな自分を正当化するような語りをしていた。
 これを分かってやってるんだから中々キツイ映画だ。そしてさきちゃん。これもありえんやろという勢いの聖人だった故に、後半がまたキツイ。
 永田、なんでそれをもっと早く言えなかった。なんでそんなことしちゃうんだ。なんでもっと上手く生きられないんだ。

 でもこれって自分はどうなんだろう、と思った瞬間色んなものが跳ね返ってきた。
 決定的にしたのは、クライマックス。この転換が最後にざっくり刺さってなんかすごい映画だったと思わされる位だ。

 寝ても覚めてものバクくんor唐田えりかと永田を戦わせて欲しいが、多分色々無自覚な寝ても覚めても勢が勝っちゃうな。

8.小早川秋聲を見に行った
 日曜、一緒に八ヶ岳行くはずだった友人と京都をぶらついた。
 カフェで昼飯→藤井大丸で買い物→小早川秋聲展→カフェでケーキ。見事なデートコース。但し友人は男だ。

 小早川秋聲展を見た。
 「國之楯」をNHKかなんかで見た時から、ずっと気になっていた。横たわる兵士の亡骸、顔にかけられた国旗が、一兵士の死を、戦争による全ての死に、敗戦した日本の死に敷衍する様な絵。一度見たいと思っていた。

 行ってみると、その印象はかなり変わった。
 驚いたのは小早川秋聲の絵のバリエーションの広さ、培ってきた世界の深さだ。
 日本そして世界を旅して描いた絵には、様々な景色が時にシンプルに、時に精緻に描かれていた。
 印象的なのは夕焼け、夜の絵。深い黒に小さな灯りが灯る上海なんかはとても美しかった。
 人物の絵にもこの絵の振れ幅がすごく強く表れている印象。女の人の絵があったが、衣服のすけ、薄っすら描かれたレースの密度、何より憂いを帯びた表情が美しい。という絵もあった。この引き出しの広さと見ている世界の美しさや迫力に驚いた。
 
 そして小早川秋聲は戦争画でも評価されていく。國ノ楯も、受取拒否されただけで元は戦争をある種応援する視点で描かれていたものだというのには驚いた。(残酷な戦争に対し、せめて応援したい、という心持ちだったと説明されていた)

 國ノ楯にはよく見ると、黒く塗りつぶされた花弁と黒のアークがある。
 元はぼうと光を帯びた亡骸に桜の花が降り積もる絵だったというのだ。
 それが受取拒否により、本人の手中に秘匿され、後年の加筆を経て今日の形となったそうだ。
 歴史の偶然が生み出した現在の國ノ楯、作者の心境と違う物語を想像していたのは結構驚きだった。
 どう思うかは受け手によって変わる、それをとても面白く感じた展覧会だった。

 帰りに梅湯に行った。水風呂は最高。広さは普通の銭湯という感じなので、評価はそんなに上がらないかも。
 でも帰りに涼しくなり始めた京都の川沿いを、自販機で買ったビール片手にふらふら歩くのは実に気分が良くてトータルでいいサウナだった。

9.UNISON SQUARE GARDEN_FUNTIME ACCIDENT3
 月曜、終わらない仕事を見ないようにしてなんばHatchへ向かった。
 着いたら最初のバンドが終わっていた。悲しい。
 2人目は誰か、と思うと崎山蒼志だった。
 予習していたAppleMusicの上位曲が全然ピンとこなかったのでどうかな…と思ったら、めちゃくちゃカッコイイギターが始まってそういうの全部忘れた。
 バンド編成になってもキレッキレのギターは止まらない。カッコ良すぎた。これで19歳。末恐ろしい。
 帰ってアルバムfind fuse in youth聴いたらカッコイイ要素てんこ盛りで良かった。

 ユニゾンはCiderRoadリバイバルぶりだから中3週間いかんくらいの再開。スパン短い。
 一曲めからエイリアスエイリアンきて???となり、そこからジェットコースターのように引きずり回されてたら1時間終わった。殺意高めのセトリだった。最高。
 静謐甘美とかmix juiceのいうとおりとかサイレンスインザスパイとか、それくる?みたいな曲が限られたセトリに詰め込まれていて良かった。
 シュガーソング、心が参ってる時に聴くと刺さる。ユニゾンに支えられていることを実感した。

山に行けなかったけど色々詰め込んだので結果オーライでした。
でも流石に来週は行きたい。晴れてくれ。頼む。なむなむ。

2021-07-23~25 表銀座縦走

今回は山の話。
最近入った登山サークルで、初の泊まり山行、恵那山に行ってきた。
メンツ、行程、泊まりのだらだら、どれとってもかなり楽しい山だった。
これから始めたら、一人で山行くとか考えられないだろうな。
(一人で行くとか考えられない!って人がほとんどだったので)

たまには一人の山に行こうと考え、4連休の3日を使用し表銀座縦走をしてきたので記録する。
今回も黒部山行と同じ準備を重ねて臨んだ。
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果たして結果はどうか。

1.7/22前日
休み初日、久しぶりに大東洋に行って蒸されてきた。
セルフロウリュの環境は大阪イチだな。サウナチェアも新調&追加されており良かった。
休憩場所でハンターハンターをグリードアイランド編まで読んだ。節々で頭の良さが光る。
呪術、マジで念能力意識しすぎでしょ。念魚って九十九さんじゃんとか。ジェネリックハンターハンター(呪術はめっちゃ好き)

直前に枕やシュラフカバーを調達し最後の準備をしていたところ、水袋(プラティパスもどき)がなんと破れていた。
この時出発8時半。石井スポーツは9時まで。ヤバい。急いでザックを背負って梅田に走る。
石井スポーツ着は8:55位だったろうか。滑り込みで水袋を買って新大阪へ。ゼエゼエ言いながら満載のリュック背負って袋買いに来るやつ、マジで怪しかったろうな。

この日のさわやか信州号は満席御礼。目指すは中房温泉。去年のリベンジだ。(去年、なんとバスを乗り逃したのだった。ありえん。)
この時点でなんと地図と丹精込めて作った行動表を忘れたことに気づく。アホ...。

2.7/23 中房温泉→燕岳→大天井岳(大天荘テント場)
5時位に穂高駅発。つくと沢山の登山客が並んでいた。皆考えることは同じだな。
1時間ほど山道を揺られて中房温泉へ。つくと朝とは思えない人の量。さすが大人気燕岳。駐車場もいっぱいだったのでは。
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水補給、準備を重ねて6:20位出発。

合戦小屋までの登りはまあまあ急だが、歩きやすいし等間隔で休憩ベンチがありよく出来ていた。
8時半位に合戦小屋着。ガスガスでちょっと不安になる。暑くなかったのは良かった。
とりあえずスイカを購入。
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うめ~~~~~~~~~~!!!
塩いっぱいかけたけどお釣りがくる位だったので、すごく沁みた。
1切れ2秒くらいで食べ終わってしまった。種は気付いたら全部食べてた。スイカ全山小屋に置いてほしい。
そこから合戦尾根。合戦尾根の頭までがキツかったが、そこから先は燕岳の白い姿を見ながら登る気持ちのいい道だった。
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いや、疲れたけども。3大急登は言い過ぎじゃない?(多分笠ヶ岳の登りとかの方がヤバい。登ってないけど。)

9時半位、燕山荘到着。素晴らしい景色!!槍から燕岳の方まで見渡す限りの美しい山!来た甲斐があった。
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燕岳登るか悩んでいたが、あまりにいい感じなので荷物をデポして登った。
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道中は奇岩、イルカ岩、大量のコマクサ。こんなに群生するんだね。
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白馬ではちょっとしか見なかったのに。
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燕岳、本当にきれいな山ね。ここは何回でも来たい美しさ。
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燕岳山頂から、これから行く道を臨む…が大天井岳までの稜線は雲に呑まれていた。
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大丈夫だろうか。
時間的に昼飯を食べたかったが、作るのは面倒だし燕山荘の食堂は長蛇の列でむりっぽかったので、行動食を詰め込み出発。
水の入れ方が面白かったな。ここから先の道、水が全部有料(200円/L)だったのでご注意。

大天井岳までの稜線は結構辛かった。ガスの中を登ったり下ったり。暑すぎなかったし降られることもなかったのは良かった。
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グレートトラバースで予習したときは、田中陽希が爆走しててそんなにキツくないのかなと錯覚したけど、全然そんなこと無いです。プロアドベンチャーレーサーはすごいわやっぱり。
途中見える槍ヶ岳に励まされながらずんずん歩く。
12時20分、歩き詰めた先に見えた、大天井岳
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壁だ…。今からこれ登るの。嘘やん。
ガレた山腹をトラバースしながら登る。那須岳の茶臼みたいな道だ。
途中休憩入れつつトボトボと歩き、13時過ぎ、今日の目的地である大天荘に到着!
テント場はまだ空きがある。受付と設営を済ませて一息つく。
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夕方にはかなり埋まってたな。

山小屋はおしゃれな感じ。昼食にギリギリ間に合ったので、さっそくビールとカレーを注文。
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物珍しくてナンカレーを頼んだ。旨い。ついてきたミルクティーも絶妙。何よりビールがうまい。来て良かった。しかし外はガッスガスである。
テントで買いたての枕を試す。いいね!空気入れやすくて片付けやすい。Good。
だらだらしていると、かなり激しめの雨に襲われた。テントが揺れる。前室の張りが甘かったせいで、靴たちが浸水の危機にさらされる。
前室を手で支えながらなんとかやり過ごすことが出来た。
濡れた部分は吸水タオルでとにかく吸う。いい感じ。

格闘していると急に雨音が止んだ。外に出ると、雲の間にそびえる槍ヶ岳がそこにはあった。
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幻想的な光景。このテント場の景観は最高級だ。

そのあともパラパラと雨に降られたが、周りの景色が凄くて全然気にならなかった。
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夕焼け、雨上がり、巨大な入道雲。突如現れる2重の虹!
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今まで来た道を見返す。夕焼けに照らされる稜線、よくもここまで来たものだ。
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大天井岳山頂で日の入りまでじっくり見届けてテントに戻る。

ご飯は北海道物産展で買ったかにみそラーメン、もち、コンビーフ。もち良いね。もうちょっと具が欲しい所だが…。
気付いたらテント場はギチギチになっていた。隣の声を感じながら就寝。

3.7/24 大天井岳→東鎌尾根→槍ヶ岳山荘
朝3時位に目が覚めた。人が活動を始める音が聞こえる。朝ごはんはフルグラ。暖かいものは沁みる。f:id:alpharalpha:20210802001658j:plain
煌々と輝く満月。

テントは外側は乾いていたが、フライの内側は結構湿っていた。テント内も若干結露していた。
シュラフカバーが無ければ危なかった。この威力は絶大で、おそらくカバーが無ければ寒さに凍えていた事だろう。
買ってよかった。でもこいつ、シュラフより若干高いんよな。

この日は東鎌尾根を通り、槍ヶ岳山荘まで向かう。
槍ヶ岳山荘テント場は先着順。到着時間によってはテント場が埋まることもあるという。厳しい道だが時間との闘いもあり、4時15分位に大天荘を出る。
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今日の道を見通す。

まずは大天井ヒュッテまでの道のり。この道が結構険しかった。ガレた斜面は切れ落ちた箇所もあり、注意して下った。
40分ちょいでヒュッテ着。ここで日の出が良い感じになる。これ、槍涸沢のモルゲンロート見れたんじゃないか??早出したことを若干後悔する。
ヒュッテから西岳までは喜作新道を通って稜線を巻く。喜作~~いい道作るやん~~
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6時15分位に西岳ヒュッテ到着。ここまでの景色も最高だった。
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朝日に照らされた槍涸沢が姿を現す。朝いちばんに気分のいい稜線を歩く。
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常念、おっきいな!今回は常念→蝶ヶ岳と迷ったが、意外と槍ヶ岳の方が近いのでこっちにしたのだった。あれはまた行きたい。
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ここで水を補給して、いよいよ東鎌尾根への道に入る。
最初は水俣乗越分岐までの急な下り。30分位で200mを一気に駆け降りる。良くない道だった。
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高瀬ダムダム湖。きれいだ。
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水俣乗越でヘルメットを被り、東鎌尾根へ入る。ここからが一番きつかったな~~。
最初から岩をよじ登る。照り付ける太陽に汗が止まらない。急なアップダウンで足取りは重い。
時折現れる急なはしごや階段からの非常に狭い足場に結構ビビる。ふらついてこけたらひとたまりもない。
日陰を見つけてはしっかり水を飲み塩飴とラムネを摂取し、着々と進む。
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近づく槍が励ましてくれる。

そして9時20分位、ヒュッテ大槍到着!
段々近づいてきていた槍ヶ岳。遂に遮るものが無くなった。圧巻だ…!
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槍ヶ岳、遠くから見るからいいのかなと思っていたけど、近づく程に迫力が増す。来て良かった。
ゆっくり休憩して山頂を目指す。見下ろすと殺生ヒュッテ。テント場取れなくてここまで戻るの、嫌だなあ。
細い稜線を歩く。見上げると巨大な槍の穂先。
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注意しながら歩き、10:10位槍ヶ岳山荘着!
横には槍。遂に来ました。
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でも大量の人。
急ぎテント場を押さえる。1/3は埋まっていたかな。間に合ってよかった。結局テント場は13時位に埋まっていたな。
区画は山小屋の指定。めっちゃ狭い所で満足にテント張れていない人もいて大変そうだった。まあ自己責任だが…。
殺生ヒュッテはかなり空いていたので、いつも受け皿になっているのだろう。

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小屋で牛丼とビールかったらぜーんぶやる気なくなって結局この後ずっとグタグタしていた。
時間がたつにつれ人が増える。日光白根山とか、安達太良山の狭い山頂を思い出すな。
なんか萎えちゃった結果、なんと槍に登らなかった。ガスも結構上がってきたし、翌日朝人が居ないうちに登ろうというつもりにしていた。
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日本海側は雲まみれでなんにも見えなかったが、テント場はあっつい。昨日みたいに寝られなかったので小屋とテント場を往復しながらだらだら過ごす。
思うと10時過ぎに着いてからずっとやる事が無いのである。そりゃ暇だわ。早出早着を意識した結果なので山的には100点だが、もうちょいゆっくり来ればよかったなと。後は同行者が欲しかった…。

槍ヶ岳山荘はドコモの5Gが入る電波の良さ。うちより良いのでは???ふつーにスマホ見てた。
南アルプス行きの話もあったから行き方の研究する等していた。終始人は多く、ガスの中でも一杯登っていたな。
登るために行列が出来る場合もあるそうで、これでもまだ空いているのか...と驚いた。

途中夕立に見舞われ、そこからはしばらくガスだった。ちょっと夕焼け見えた。
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雨上がりの雲間から槍が見えたり、西鎌尾根越しに昨年通った双六、三俣蓮華方面が見えたときは気分良かった。
間食にカレー。ココイチの作った温めなくてもうまいというやつを使ったが、多分温めた方がうまい。カレーのレベルは高くて良かった。
晩御飯はパスタ。ソースが美味しく良かったが、やはり片付けがネック。これさえなければ主力に出来るんだけどな。
ガスガスの中就寝。

4.7/25 槍ヶ岳山荘→槍沢→上高地
4時起床。既に撤収してる人も多かった。みんなどこに行っちゃうんだ。
朝ごはんはアルファ米わかめと味噌汁。米は良いね。良い朝飯になった。
テントはガスの中でびしょ濡れ。一応拭いて片付ける。ゴミ袋持ってきて良かった。

外は一面のガス。白馬を思い出す。今回もダメかなと思いながら、5時半位に下山を始める。
槍のあるところを見上げると、一瞬雲が切れた。
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ぼやぼやと光に包まれる槍の姿が非常にかっこよかった。最後に良いものが見れた。登るのはまたの機会に取っておこう。きっとまた来ることもあるだろう。

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ここからはひたすら下り。槍沢からは「非常に長い」と聞いたが、下って思った。これは本当に長い。
槍が見えてからが特に長いという話も納得。槍はずっと後ろにあったが一向に終わりが見えない。この道登るのイヤだな~~。みんなよう登るわ。
1時間ちょいで一気に1,000m下る。
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途中の景色はゼルダでもやっているかの様な壮大さ。雲がある方が、景色に深みに出る。この旅では特に実感した。
いつも下りで飛ばすと翌日変に疲れる(多分脱水症状)ので、こまめに水分補給しつつ下る。
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途中水俣乗越登り口を通過。これは登るも下るも大変だわ。
槍沢ロッジまで結構長かったな~。ここで初めての飲み放題水。めちゃくちゃ水飲んだ。美味しかった。
槍沢の道は若干南アルプスの様な森だった。森深く、歩いているだけで楽しい雰囲気。日の光が差す川はとてもキレイで嬉しくなった。
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そこから先は横尾を通過し消化試合。延々平坦を歩く。だるい。疲れた。無心。横尾で13時半のバスを予約する。
徳沢では前回食べ損ねたピザを食べる。うまい!
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かなりいいペースで来ていたので徳沢探検。良い場所だな。ふつーにキャンプしたいね。
コテージのVIP感がすごかったからこれもいつか行きたい。

そこからの道は、森の奥に動物がいないか探して歩いた。手付かずの森がこんな距離にあるのは本当にすごい事なんだなと思えたのは良かった。
10時半徳沢発、1時間かかると思ったら11時位に明神についてしまった。アイス食べてここでも時間をつぶす。
そして12時前には上高地着。上高地→徳沢って2時間位じゃないの?1時間で行けるやん。

小梨平でいい感じの場所があったので、着替えたりテントを乾かしたりする。小梨平の職員に小言を言われた。まあ、すまんな。
ここに風呂があった事を初めて知る。いつか使ってみるのもいいな。
テントは最低限乾いたし、いい感じに着替えも出来た。最後に小梨平食堂でご飯を食べビールを飲む。丁度いい食堂。今度からここを使っていこう。トイレもお金かからなかったし。

テレビではオリンピック。そういえば始まったんだな。完全に乗り遅れていた。
13時過ぎに食堂を出て、13:15位にバスターミナル着。お疲れさまでした。自宅には20時位着。頑張りました。

5.振り返り
表銀座二泊三日、体力勝負な行程だったが問題なく歩けて良かった。
燕岳からどんどん槍ヶ岳に近づいていき、最終的にそこに辿り着くという道はロマン溢れる。人気道になる訳だ。キツイけど。

天候は不安定予報だった。午後は案の定雨が降る感じだったので、全日程早出早着を心掛け、無事何事もなく行動出来て良かった。
行動時間もいい感じに巻けた。熱中症なりそうな状況だったが、水もエネルギーも足りてて良かった。
何よりガッツリテント泊装備背負ってキツめの道歩き切れたのは良い結果。日々の道だけ見れば雲ノ平よりハードだったし。
8月9月とタイミング狙って色んな所に行けるよう頑張ります。

追記
山岳事故速報
https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=1571
通った道で怪我行動不能が頻発していた。水俣乗越での滑落死亡は衝撃だ。
下界でも熱中症なるのに、あの暑さ、あの道ではそりゃなるわな…と思うが流石に多いな。
殺人的な日差しの中でハードな道、最大限準備して、自分の調子を常に考えながら行動しなきゃいけないと実感した。
その点アミノバイタル飲んだら筋肉痛マジで出なかったので良かった。値が張るのはネックだが、背に腹は代えられないから連続する時は使っていきたい。

2021-07-10 ポンポさんとしたいtofubeats(とcero)

また山じゃない話。

 

先日コロナのワクチン#1を打った。

当日は腕痛い位だったが、翌日朝起きると倦怠感と微熱。予め買っておいた解熱剤を飲んだら楽になったので、通常通り業務していたら10時半位から効き目が切れてきて、みるみるうちに発熱倦怠感が襲い掛かる。マジでコロナの症状じゃん。トラウマ掘り起こさないでくれ。

昼休み丸々寝て解熱剤飲んだら回復したので業務を継続したが、4時~5時位には元通り。

早々に業務を切り上げて寝た。普通にコロナの症状だわ。

翌日はやや倦怠感。元々休みを取っていたのでほぼ寝て過ごした。解熱剤飲んだら症状消えたので、これも副反応か。

3日目には消えた。一安心。2回目接種も不安だな。そんな中で結構活動した7月10日の記録である。

 

1.AM ポンポさん2回目と平尾監督、松尾Pのトークショーに行く

朝起きてネットを見ていたら、梅田TOHOでトークショー開催と見る。

出町座は埋まっていると見たから、梅田もダメかなと思っていたら意外と余っていたので、飛び起きて予約し急いで梅田に向かった。

ポンポさん1回目は原作とのギャップに意識が行きがちだったので、今回はある意味別種の作品と思いながら鑑賞した。*1

 

2回目の方が面白かった。作中の追加要素が全部必要なものだと理解出来た。ジーンときた。1回目で理解できていなかったことがあったと分かった。それは、この作品の”アリア”だ。

劇場版の追加シーンは、マイスタークランクアップ後のジーンくん編集シーンに集中している。このくだりにより、原作と映画版でジーンくんの人物像が決定的に変わってしまった訳だが、初回に私はその理由が何かをあまり掴めていなかった。

 

今回、映画”マイスター”の追加シーンにジーンくんが思い至るところがとても印象に残った。指揮者マーティンとジーンくんが重なる。たった一つの光るものを得るために”切り捨ててきたもの(=アリア)”に思い至る。それがかけがえのないものだったと確信する。

映画版で最も描きたかったのは、これだったのかな。そう感じた瞬間、後からの追加シーンがぴったりはまることに気づいた。特に一番印象が変わったのは、マイスターの映像、演奏を聴いた観客たちの”回想”そして映画を見たポンポさんの”回想”が輝きに繋がった瞬間。マイスターのアリアが聴いた人のかけがえのない記憶を想起させるように、ポンポさんは創作のため、叶えたいことのために(意図的、無意識関わらず)何かを犠牲に、擦り減らしてきた人たちを強く肯定してくれるんだなと。スッとした。

映画のジーンくんは、自分のルーツと向き合っている。その重要性に思い至った。そして行動を起こした。丸々原作になかった部分である。その結果原作と違い、どっちかというと目に光があったことを思い出すタイプの人物になった訳だが、その変化も当然の帰結なのだ。

あと、ド頭のシーンが銀行のプレゼンだったことも良かったな。全部繋がってるじゃん。オープニングの狙いが後で監督の口から解説されたのも含めて、考え抜かれた構成であることを実感した。

そしてアニメーションの作り、どのシーン切り取っても一級品、最高峰のアニメーションだ。みんな生き生きしている。指揮、サーフィン、泥合戦、食事一つとっても全部カンペキだね。本当にすごいわ。

上映後は30分の平尾監督、松尾Pのトークショー。原作との関わりを中心にお話しされていた。監督が「マイノリティを肯定する、夢を追う人の背中を押す映画」と言っていて繋がった。90分のこだわりについても多く言及されていたね。キメたのはめちゃくちゃ痺れた。(しかしテーマが”アリア”の方にあるから、90分である事が若干弱まった気がしないでもない。)仮アフレコの話もおもろかったね。大塚さん…。見に来て正解だった。

 

2.PM CHOICE37~TOFUBEATScero

映画を見たあとライブに行った。コロナコロナ言ってるのに...と思う人もいるだろう。一応横と一席空いてるし、喋るでもないし、野外だし大丈夫(と思う)

会場はなんとウチから15分。異常に近い。野外ライブ会場でマスク有だがなんと会場でビール売ってる。既に最高。ステージ異常に近い。来た時点で最高。

最初はcero。正直名前見た事しかなかったんだけど、すげー良かった。ボーカルの声、若干こいちゃんっぽいなと思った。

雰囲気フュージョンっぽい?総勢8名(実は3ピースらしく、5人はサポートと分かった)で贅沢な時間を過ごした。Summer soul聴きながらビール飲んで揺れてるの楽し過ぎ。

お次tofubeats。ライブセット、恵比寿でやってたPOSITIVEリリースパーティ以来では????(2015年11月って、もう6年も前なのか。衝撃。)

久々に爆音鳴ってる中で酒飲んで揺れてるだけで楽しいのに、めっちゃ楽しそうに歌ったり歌ってなかったりしててニコニコしていた。全楽曲で1番好きかもしれないNo.1を歌い始めたときは嬉しすぎてさらにニコニコだった。city to city からNEWTOWNの流れは美しかったな。街を主題に何か試みようとしているのかなtofubeats

本当に楽しい時間だった。やっぱりライブの良さは何にも代えがたい。 あと、会場にお子様めっちゃ多かった。後ろの座席走り回ったりクラップしたり親に揺られてニコニコしたり、挙句疲れて寝てた。なんか良かった。日常と音楽が同居してる感じ。

 

帰りはマルショウでお腹いっぱい食べた。かけがえのないものに沢山気付けた一日でした。

*1:初見の感想は以下の感じ。切り口を変えてみることは大事と痛感した。

まず、漫画3巻(特に2巻)を通じて、ジーンくんは最高の映画を作ること以外に悩んだり葛藤したりしない、人間らしい感情の送受信機がブッ壊れたクレイジー監督で、ポンポさんは映画大好き全知全能プロデューサーと刷り込まれていた。 だから、編集シーンで自身の過去や境遇とマイスターを重ねるとか、世界一幸福な編集の時間に消す事ためらってナタリーに支えられるとか、ポンポさんが追加シーン撮影で現実的なこと言ったり資金繰りであたふたするとか有り得ないと思ってしまった訳だ。 (二巻でポンポさんが説教するとこあったが、逆にポンポさんとジーンのぶっ飛び方がよく分かるシーンだった) 映画としては、全て夢に向かう人、働く人を承認して背中を押してくれる眩しい映画だった。その為の持ってき方はとっても良かった。 作品中も、撮影スタッフは前向きで、銀行の人達も最終的には理解してくれた。良かった。 映像としても文句なかった。キャラみんなかわいい最高。 自分がミット構えてた位置と違う所に珠が飛んできたのが厄介だったから漫画読んだ記憶消して観たい。 そして世間的にもちゃんとヒットして欲しい。その金でポンポさん2を作ってほしい。 その時にはきっと、ジーンくんの見た光を僕らも見ることができるだろう。

2021-05-15~16 涸沢で遠くの友達と酒を飲む会

1.その前
実は4月下旬にコロナにかかった。
思い返すと、最初は妙な疲労感から始まった。
咳もなく熱もない。ただ、毎日朝起きたら夜中まで残業した後位の疲れが既にある感じ。
寝不足かな?と思いよく寝る生活を続けていたが、いよいよ熱が出た時は「まさか自分がなるかね…?!」という気持ちになった。
その日の内に病院に行った結果、コロナ陽性。そこからは自宅療養で、本当に寝てポカリを飲んで食って寝るだけの生活になった。
症状としては微熱と並ではない疲労感、倦怠感。あと下痢。
咳とか味覚障害とかは出なかった。食欲も普通にあったのは良かった。発熱4日程度で症状も上向いてきて、軽症で済んだかなと一安心。
そのまま在宅短時間勤務しながらGWに入り、この4月は終わった。

大変だったが、周りに感染者は出なくて心底安心した。一方で感染経路は不明。
コロナはただの風邪とか色々言う人いるけど、一回罹ったらそんなこと言えなくなる。もう勘弁。
あと保健所の人は毎日電話で状況確認してくれた上支援物資も送ってくれて、本当に感謝。世界は誰かの仕事で成り立っている事を実感した。

こんな事もあり山から遠ざかっていたが、5月に栃木時代の同期後輩と現地(涸沢)集合で北アルプスに行ったのだった。

2.前日~初日
大阪から久しぶりのさわやか信州号。去年の夏にバス乗り過ごしという大事故をやらかしたので、今回は出発15分前位から待機して夜行バスに乗り込んだ。
このGWのコンディションが非常に悪かったせいか、バスには私入れて3人くらい。
週末も雨予報あり不安だったが、ともかく向かうこととした。

朝5時、上高地到着。かっぱ橋まで向かうとそこには雪のアルプス!奇跡的に晴れていた。
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いつまで晴れ間がもつか分からなかったので、そそくさと涸沢に向かう。
まず横尾まで。雪はなかった。
途中派手に崩落していて道がふさがっていたので、雪道の赤布を頼りに迂回した。自然恐ろしい。
人がいないせいか今までで一番サルが多かった。
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絡まれたら負ける。

横尾で一服して先を急ぐ。ここのデッカイ岩壁はいつ見ても圧倒される。
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いつもは気にならない山も、雪の壁のようで存在感があった。
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川を渡ったところからいよいよ登り。雪が付き始めたのでアイゼンを履く。
ここから先はやっぱきつい。雪が緩く歩き辛い。傾斜が急なポイントもあり、頑張って歩いた。
夏場ガレてるトラバースのところは冬も落石がちらほらあったのでやはり危ない。
進んでいくとカールが見えてきた。まだ晴れている。テンションが上がる。
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しかしここからが一番キツかった。ゴールが見えているが全然近づかない。雪のせいだろうか。遠近感が狂う。
ヒュッテと小屋の分岐まで来た時には息も絶え絶え。若干近いヒュッテ側へ向かう。
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途中トレースがよく分からんくなって、最後は無理やりヒュッテ最下部に辿り着いた。
涸沢カールと対面。雪と岩の殿堂…!涸沢カールの景色、今までで一番晴れてた。
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三度目の正直とは言ったものだ。今回の山行の目的の6割は達した。
この後残り2割を消化していく。

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そう、イスとホットサンドメーカーだ。
連れがテント泊するというから、近くで遊べるようにヘリノックス チェアワンを購入した私。
しかし皆小屋泊に切り替えたので、無用の長物となってしまったのだった。
ややデカくて全然山向きじゃないが、その分しっかりしていて快適。
イスを雪にぶっさして買ってきたサンドイッチをホットサンドにする。
ふるさと納税でゲットしたMy New Gear…須磨アルプスで試したときは火力強すぎて黒コゲにしちゃったので、今回は弱火でじっくり焼いた。
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完成。いいんじゃない!??
冷たくて味気ないサンドイッチも、ひと手間加えるだけでエースキャラになった。美味しい!
次はチーズ蒸しパンを焼く。こうする事でインスタントホットケーキになるのである。
あとから甘みがきてよい。欲を言えばメープルシロップが欲しい。
ほぼキャンプ気分を味わいながら、涸沢を眺めてのんびりした。
見るとテント場の間近まで雪崩が迫ってきてる。
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ロープで区切られているから変に入り込む心配はないが、ヒュッテに迫る勢いなのはビックリした。
雪の壁を見てると、ザイテングラート沿いに黒い点が見える。人だ。よちよちと降りてきている。
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かなりキツそうだ。これ登れるんやろかと思っていると、テント泊してるおじさんが話しかけてきた。
どうやら上まで登って降りてきた後らしい。雪が柔らかくてほぼツボ足、非常に疲れたということを言っていたので、この時点で今日登るのは無いなという気持ちになった。
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ひとしきり遊んで、涸沢小屋へ撤収。涸沢小屋への登りがなーんかキツイ。勘弁してくれ。

まだ青空が見えていたので、アイゼン乾かしがてらテラスで空を見ながらぼーっとしていた。
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この時日焼け止めもつけずサングラスだけの状態で顔面を強烈な日光にさらし続けた結果、見事にタヌキ男となってしまうことを、俺はまだ知らなかったのだった。

涸沢到着2時間後の2時位、連れの2人が到着。栃木と大阪、約1年ぶりの再会。
早速祝杯を挙げて昼飯を食べる。マムートのビールが最高に美味しい。やる事の9割は達成した。
みんなカレーを作ったり肉みそを持ってきたりと山ご飯レベルが上がっている。俺はホットサンドメーカーでソーセージとベーコンを焼いた。
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食後一回部屋に引き上げてグタグタしていた。正直今日は終わりかなと思っていたが、散歩しようという事になり3時前に小屋を出た。

明日晴れたら北穂に行く計画だった。ただしルート不明瞭という事で、コース確認のため南陵方面を途中まで登ることにした。
道中派手に雪崩た跡。この時点で割と気持ちが萎えていたな。
経験豊富な後輩がステップを作ってくれるのでついていく。雪が緩くて歩き辛い。ズボズボだ。
途中雪崩の跡をトラバースしたり、雪解け水の川の音がする上を歩いたりと正直ヒヤヒヤだった。
それでも案外行けてしまうもので、このまま頑張れば北穂の稜線辺りに出られるんじゃない?という感じになった。
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横から見る涸沢カール。かっこいい。
この時出発から40分経過。確かに5時に小屋に戻るくらいで行けそうな気もした...が、天候も下山時の状況も読めなかったため、撤退することにした。
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小屋に着くと、なんなら6時くらいまで結構明るく晴れており、めちゃくちゃ拍子抜けした。行っとけばよかったな。
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またビールを飲んで晩飯を食べる。日本酒の小瓶を湯煎する俺、アル中感があって笑った。
割と変わらぬ会話をしていたせいか内容をあまり覚えていない。気のおけない友達ってそんな感じよね。楽しかった。

翌日、4時に起きて撤退するか登るか決める事とし就寝。

3.2日目
起床。霧雨の降る涸沢。朝飯を食べつつ様子を見る。
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朝はフルグラ×スキムミルク
雲ノ平で使ったこの朝飯、中々しっくりきているが腹持ちにやや難ありか。ここでガスが切れて焦った。ホットサンドメーカーのガス消費多すぎるな。
食べ進めるとともに雨は強くなる。こりゃダメだと一路撤退する。
涸沢初めてのメンツは後ろ髪を引かれていたが、またチャンスはある。
帰りはワカン履いた。途中までは良かったが、細い樹林帯の道で色んな所に引っかかって全然だめだった。もう使わん。
川を渡って後はだらだらと上高地まで戻る。
行きで土砂崩れにより埋まっていた登山道が帰りにはほぼ元通りになっておりビックリした。人間本当にすごいな⁉コロナに続き、誰かの仕事に自分が生かされている事を実感した。

途中雨は強まるばかり。俺のマウンテンパーカー、手袋、足の雨がっぱは雨に濡れてぐっしょりで全然だめだった。
動いてると熱くなるから大事には至らなかったが、これじゃあ意味がない…。
途中徳沢でアフォガード的なものを食べる。最高だったがめっちゃ体冷えて判断ミスった。
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そして上高地に到着。お疲れさまでした。ぐっしょり濡れた雨具をゴミ袋に詰め込んで綺麗な服に着替える。生まれ変わったようだ…。
この時10時位?バス乗るにも早すぎたので平湯へ向かう。温泉、温泉。

愕然とした。なんとバスターミナルの温泉が閉鎖。何のために来たのか…。
がっかりしていると、近くに温泉あるっぽいよという連れの声が。リュックをデポ(放置)して「平湯の湯」へ向かう。

徒歩5分程度のそこは、最高の温泉だった。こりゃバスターミナルの湯つぶれるわ。全然大丈夫だった。
豊富な露天を満喫。本当は昼飯まで食べたかったが、高山行きバスの時間を考えると11時半には撤退する必要があったため、連れとはここでお別れ。また会おう。

帰りは高山バスターミナル→高山駅→名古屋→新大阪で帰宅。雲ノ平の帰りと同じルート。見た景色。これから結構お世話になりそうだな。
高山駅で結構お高いそばを食べて帰宅。お疲れさまでした。

4.2021年 雪山の終わり
帰阪後、2週間くらい顔の皮がべろべろに剥けてひどいことになった。落ち着いてよかった。
晴れた涸沢の下で、山で会おうが実現した今回はとても楽しかった。
雨具は帰ってすぐに徹底防水加工した。これはこれでまた試したい。
雪はコンディションと人の入り具合で難易度が全然変わるなと実感した。まだまだ経験が足りないな…。

実はこの5月から登山サークルに入った。2回ほど参加したが、素晴らしい企画力と組織力で楽しい。いけないところに行けるのがとてもありがたい。
次は恵那山という事で楽しみにしている。天気よ、どうかもってくれ。