アイカツミュージックフェスタFINALにいってきました
2023年2月18日、19日に、アイカツ10thイヤーの集大成であるアイカツミュージックフェスタFINAL前夜祭&FINALに行った。
これは1つのコンテンツの葬式だ、これでアイカツの現場に行くことも無くなるのか...
そんな期待半分悲しみ半分の気持ちでライブ当日を迎えた。
しかしライブを終えた今(2月23日)、心は晴れ渡っていてみんなの感想を見ながら暖かい余韻を感じている。
とてもいいライブだった。この気持ちを残したいので記録する。
ぜーーんぶ良かったのだが、特に思った「アイカツスターズの皆さんが好き」と「STARRY PLANET☆の良さ」中心に残す。
1.アイカツスターズの皆さんが好き
思えば、一番接する機会が多かったのがアイカツスターズだ。
2015年のLovely Party!@中野サンプラザに始まり...
・アイカツ始める春がきた!でイオンタウンだかでななせとかなのデビューを見て
・2016アイカツミュージックフェスタ3Day
・せなりえデビューのイオンタウン
・2016札幌の謎のライブ
・2017アイカツミュージックフェスタ横浜
・2018アイカツスターズツアー(大阪、福岡以外?)
・2018アイカツ武道館
・2018アイカツ5thフェス
・2020ユニパレ
・順番覚えてないけど、高円寺の謎のライブ、テヅカツ(富田さんと前田さんトーク)富士急ハイランドトーク、バンナムフェス、おかな単独、ラジカツスターズetc.
並べててビビっている。めちゃくちゃ行ってるわ。
しかしユニパレ大阪中止以降、この10周年記念ツアーまでイベントが無く、正直熱が一度冷めてしまっていた。
でも2022/10の1st monthで曲を聴いてアツくなれた。みんな大好きPoppin' Bubblesで身体が動く。
以降もスタートライン、STARDOM!などフリが体に染み付いてる瞬間があった。
同時に場所ごとの思い出やライブの記憶がじわじわ染み出してくる。
2015年以降、最もライブに打ち込んだのは間違いなくアイカツでありアイカツスターズちゃん達だった。今回のライブで改めて思い出すことができた。
そのままの勢いでFINAL前夜祭を迎えた。
前夜祭で一番感極まったのは、2曲目のスタートライン!
これまでアイカツスターズちゃんが全員揃って、しかもるかがセンターの回は果たしてあっただろうか。(少なくとも自分は、初めての気持ちで見てた)
直前の回はせながコロナで休み、今回もりんちゃんとエイミーが不在となってしまった現場で、全員が揃ってここまで来られたことがすごく嬉しくて。
俺やっぱアイカツの曲を歌って踊るアイカツスターズの皆さんが好きだなと心の底から思えた瞬間だった。
だからこそ、曲終盤での音響不調と、不安に顔を見合わせたりえ達スターズの表情に驚いた。
その直後のダイヤモンドハッピーのトラブルにはもっと驚いた。
恐らく出演される皆さんも、曲が止まったら…みたいな不安を感じてしまったのではないか。
美談で流していいトラブルじゃないでしょ、と正直まだ思っている…けれど、結果的に「ピンチだって負けない!」を体現するライブを見ることができてすごく良かった。
そんな気持ちに完全に入り込めた曲は「ロンリー・グラヴィティ」だった。
この曲、めっちゃ好きなんですよね。クサいじゃないですか。イントロとか。一昔前のロボットアニメを彷彿とさせる…かっこいいアニソン/アイドルソング。
そこにストーリーがしっかりした歌詞が乗っかってきて、映像はお祭りアニメオオゾラッコーンで、劇中劇にこの本気の曲を合わせる良さがあった。
それがライブだと一段レベルアップする。
るかとななせの掛け合い、静と動のダンス、要所に現れるキャッチーな振り付け、間奏のななせ回し蹴りなど、見所多くて全部好き。
これを現場で浴びる度、ライブの一体感を感じて嬉しくなっていた。
今回のFINALでも聞きたいけど、入れる余地がないよなと期待していなかった最中、後半戦一発目に打ち込まれてきた。その驚きと感動は細かいことが全部どうでもよくなるパワーを持っていた。
アイカツのライブの肝は「期待の裏切り」だと思う。
予想外の曲、歌唱担当組み合わせ、衣装合わせ…
膨大な組み合わせから、今一番会場が盛り上がる曲を打ち込んでくるのはひとえにうっすんの手腕のなせる技だ。
FINALは特にこれが詰まっていた。
期待を裏切り期待以上をライブの場で見せられた時が一番楽しい。
そしてロンリーグラヴィティで、今までのライブを思い出して一気に熱くなった。
ななせの髪色が今までで一番凛ちゃんっぽくていいなとか、右肩のパーツがめくれ上がるの結局直らないんやなとか、今回は回し蹴りなくておもろいなとか。ななせ推しのせいでもあるかもしれん。
お陰で後半戦を本気で楽しめた。
この裏切りと、アイカツスターズと、ななせの結果もう一度急加熱させられたのが「きらめきメッセンジャー」だった。
これは完全に予想外。前夜祭でダンディバはLOVEGAMEをやっており、1,2日目で共通する曲もあった中で「これはLOVEGAMEやな」と油断させた直後のきらめきメッセンジャー…!!
走馬灯のように駆け巡ったのは、パシフィコ横浜のアイカツミュージックフェスタ2017だった。
みくる・スミレちゃんを担当していたもなさんがアイカツを離れ、空席となったスミレちゃんの歌唱をりえが引き継いだライブで披露した、スミレちゃんと凛の曲。あの光景は感動的だった。
きらめきメッセンジャーは、ダンディバの二人のSHINING LINE*だ。バトンを受け取り、繋ぎ、今度は私が手渡していこう…歌唱担当というだけでなく、氷上スミレを繋ぎ続ける事を堂々と表明した大切な曲と思っていた。
それをこのFINALの場で、歌詞を全部映して、ダンディバの二人で初披露したという文脈だけでも大変なことなのに、ステージのななせとりえが完璧で本当に…本当によかった…。
氷上スミレを引き継ぐことの重さをりえが折に触れて語っていたと思っている。そのプレッシャーを跳ね除け、TRAVEL RIBBONという新曲を出し、りえの氷上スミレを作り上げた集大成とも思った。感謝しかない。
ロンリーグラヴィティは「さようならじゃなくて、きっとまた明日だ」と語りかけ、きらめきメッセンジャーは「君がくれた聖なる光を、今度は私が手渡そう」と歌ってくれた。
このライブはアイカツのさよならではなく、新しい始まりで、バトンを次に繋げていくんだ。
アイカツミュージックフェスタ全体に共通するメッセージだったが、それを特に感じることが出来たのはアイカツスターズのお陰だった。
FINALのMY STARWAYの前に挿し込まれたのは、「We are STARS!!!!!」。さよならはいらない、ずっとずっとアイカツ。アイカツスターズが好きだ。ありがとうございました。
2.STARRY PLANET☆の良さ
今、バトンを受け継いだのはアイカツプラネット歌唱ユニットのSTARRY PLANET☆だ。
3rd monthを映像で見た限りだったので、生のライブを見たのはこれが初めてだったが、すごく素敵だった。
大変申し訳無い事にアイカツプラネット放送中はアイカツ熱が冷めていて、全く追えていなかった。
劇場版アイカツ10thストーリー未来へのSTARWAYが想像を越える素晴らしい映画で、4th monthも最高で、このままではいかんと思いDMM TVでアイカツプラネットを視聴し始めたのだが、こちらめっちゃ良くて1月末には見終わってしまった。
実写×VR世界をフルに活かして、舞桜/ハナの成長を始め「なりたい私になる」ことに向き合った、勇気をくれる作品だった。
特に響子先輩/ビートは、8話から最後のバトルにかけて、正々堂々自分が誇れる自分でありたいとアイカツを続ける様がとてもカッコよく、一番好きなキャラとなった。
楽曲は総じて良いが、結局エンディングのキラリ☆パーティ♪タイムが楽しくて一番好きになるという稀有な作品でもあった。
そんなSTARRY PLANET☆、コロナ禍の影響をモロに受けたせいで、ライブはおろか子供と触れ合うようなイベントもほとんどないまま24話が終わったのではないかと思う。Youtubeはとても気合入っていたけどね。
結果、まともに見るのは今回が初めて。
1月末に後輩(ネビル)に3rd monthの様子を見せてもらって予習できた。舞桜を演じる伊達ちゃんが頭抜けて歌が上手いな〜、と響子先輩(長尾寧音さん)の髪型が違う…!と若干ショックを受けたように思う。
ライブで良かったのはまたまたまたまたまた明日かなと。すごいかわいい。等身大の歌で好き。本編での出番も好きだった。(最初に聞いたのが野郎のカラオケだったので無事上書きできてよかった)。
そんな程度の認識で臨んだ、ミュージックフェスタFINAL前夜祭。
なんと一曲目からSTARRY PLANET☆のHAPPY∞アイカツ!びっくりした。声の出し方を忘れていて中途半端な状態で始まってしまった。
ステージで見るSTARRY PLANET☆さんは、みんなとてもかわいい ステージだと伊達ちゃんが光るな〜と思ってみていたが、同じくらい長尾寧音さん/ビートと瑞季さん/キューピットに目が行くようになった。かわいい…。
そこからもSTARRY PLANET☆の出番は想像より多かった気がする。
レディ・レディ・レディ辺りから、明確に見方が変わってきたと思う。昔のアイドル曲オマージュだな、という程度の認識だったが、ステージで見るとめっちゃかわいい。間奏の踊りとか、セッションという感じでよい。
そこからステージ全部終わって、最後に配信用カメラが出演者をザーッと映したとき、気づいた。
長尾寧音さんのお腹、めっちゃキレイじゃない?
他の方もへそ出し衣装あったが、長尾寧音さんはお腹のラインが素晴らしくキレイでビックリした。最後まで気付かなかったのが悔やまれた。翌日はちゃんと見ようと誓った。
FINALもなんと一曲目はSTARRY PLANET☆。フレンズに変えてくるかなーと思ったが。
今回はだいぶ声が出るようになってたので全力で応援できた。
見れば見るほど、STARRY PLANET☆の皆さんはキラキラしていて素敵だなと思えていった。
特にMagical Doorはアイカツメタル曲の系譜に列するつよつよ楽曲と分かって良かった。会場の音響最強で迫力あった。
そしてアンコール。正直、今日も氷の森か、辛すぎるから聴きたくないな…と思っていた。
しかし始まったのは出演者全員でのキラリ☆パーティ♪タイム!
めちゃくちゃ嬉しかった。全力で応援できた。お陰ですごく楽しかった。
そして同時に、この曲がここで披露された意味を考えていた。
後でうっすんが、HAPPY∞アイカツは本当にいい曲だからいっぱい入れた(意訳)と言ってたのを見て、制作サイドもプラネットの出番が少なかったことをとても悔やんでいたのではないか、と感じた。
こんなに声出しやライブで映える曲があるのに、露出が少ないあまり魅力を伝え切れていなかったのでは…と。
二日目のライブを通じてSTARRY PLANET☆が好きになった。
そしてアンコール一曲目にプラネットED(しかも最高に楽しい曲)を置くことで、アイカツの中で最新タイトルであるアイカツプラネットの重要さを伝えたいという作り手の心意気も感じられた。
いま心が晴れやかなのは、アイカツプラネットを通じてアイカツの未来が続く希望を見ることができたからだ。
だってSTARRY PLANE☆のステージ、もっと見たい!と思えたから。
まだまだやってない曲がある。出てないキャストもいる。何より出演者の皆さんは歌もダンスもまだまだイケる余地がある(アイカツスターズは、現場で成長してきたユニットだと思うから)。
そして長尾寧音さんのお腹が美しい…もとい大人になった響子先輩を見ているようで最後にはすごくしっくりくるようになっていたから。
作品と一緒に成長していくアイカツ!を、これからももっと見たいしそのために応援する。
今回のアイカツミュージックフェスタは、今まで見たライブの中でも最強だった。
5ヶ月間もライブの機会をくれてありがとう。最高の劇場版と最強の楽曲MY STARWAYを生み出してくれてありがとう。そしてこんなにも楽しい時間をくれてありがとう。これからも応援しています。