2021-10-22~24 くじゅう連山・由布岳温泉山行

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仕事は割と詰んでるが、重ための取組みが一つ終わった翌週に有休を入れていた。
折角の三連休。いつぞや立てた「今年の行きたい山」一覧を見返す。
二泊三日使って秋に行くならば…くじゅう連山が目にとまった。
昨年同日の様子を検索すると結構染まってる!
最近人と山に行くばっかりだし、(人も捕まらなかったし)一人で行くのもありだろう。
ヤマケイ地図を買ったひと月前から、この話はスタートしたのだった。

1.出発前〜ツメが甘い
※やたら長くなった。読み飛ばしてください。
要は「くじゅうは公共交通機関無理、大分空港→くにさきレンタカー一択!」です。

地図と同時に飛行機を押さえた。
10/22 7:50 伊丹発大分空港行き。帰りは10/24 19:25発。二泊三日をフルに使える。
往復2万5千位、新幹線よりは安い。

飛行機での山、問題はガスだ。
過去北海道にフェリーで入り飛行機で帰る登山をやった時、ガスと買ったばかりのビクトリノックスマルチツールを没収される目に遭ったので、飛行機で山に行くのはビビってしまう。
調べると、くじゅう連山の長者原登山口にモンベルルームがあるらしい。ガスはここで買う事にした。

次にコースを考える。
入りは長者原で確定。所要時間を見ると、要所は一泊二日で十分回れそうだった。
坊ガツルに泊まりたかったので、一日目坊ガツル+α、二日目適当に回って牧ノ戸登山口をゴールとした。

そして地図には他にも「由布岳」が載っていた。
深田久弥日本百名山に入れ損ねた事を悔やんでいたとか見た覚えがある。
湯布院に行ってみたかった事もあり、行くことにした。

結果、プランは以下の通り。
10/22 大分空港→くじゅう→坊ガツル泊
10/23 坊ガツル→久住山エリア→牧ノ戸登山口→湯布院に移動
10/24 由布岳鶴見岳と縦断し別府に下山→大分空港
なんかテンション高くて荷物も日曜にはパッキングしてた。完璧だ。
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(不要なものは削ったが大体12キロ。水とかいれたらやっぱ15キロ位。ファストパッキングへの道は遠い。)

…しかしこの時、肝心の交通手段をどうするか決めていなかった。
バスや電車がある事は確認しており、環境省くじゅう連山HPにも「大分空港→くじゅう登山口まで3時間くらい」とあったので、まあいけるやろと思ってたのだった。

出発前日の晩、後輩と飲んでる時にふと「明日のバス何時だろう」と思い浮かんだ。
帰ってグーグルマップで調べると、到着は翌日・・・?そんなアホな。必死になってバスを調べる。
すると、確かにくじゅう登山口(長者原)へのバスはあったが、それは湯布院駅を10:20に出るもののみ。
大分空港→湯布院駅は、最短でも10:50着。どう考えても間に合わない。ヤバイ。詰んだ。
急いで大分空港、別府駅大分駅のレンタカーを調べるが、一番安くて20,000円。飛行機代位するレンタカーがあってたまるか。
これならば、初日を由布岳にして宿の予約日を前倒しし、二日目〜三日目にくじゅうとするか。しかし一日目は天気があんま良くない予報。由布岳は捨てるか……。

色々と思い巡らせながら、だめ押しでじゃらんのレンタカー検索をしたら、なんとヒット。
しかも3日で(保険抜きで)7,700円?これは本当か?レンタカー屋の名前は「くにさきレンタカー」。
空港からちょっと離れてるしなんか怪しい。実在するんだろうか。
半信半疑のまま予約。無事完了メールが届いた。どんだけヤバい車が出てきても、まあ山まで行ければいいか。
現実味のない気持ちのまま就寝したのだった。

2.10/22 くじゅう連山一日目
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朝6時50分、私は伊丹空港にいた。家から30分で着いた。本当に近い。
飛行機はIBEXなる聞いたことないヤツ。座先に会計ソフトの広告があって?が浮かんだ。
どうやら会計ソフト作ってる会社の子会社らしい。何故航空業。
7:50離陸。飛行機はそんな乗らないから毎回特別な気持ちになる。乗る前にやたら時間がかかるから好きじゃないけど。
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9:00には大分空港着。荷物を受取り指示通り空港を出ると、ホントにあった くにさきレンタカー(のバス)。
空港からちょっと移動すると、トラックやらがいっぱい並んだ所に連れて行かれた。
名前は「国東重機」だが、ちゃんとレンタカーやってる。どうやら副業らしい。
今回の車はなんと新型Fit*1。北海道旅行ぶりだ!
外装ピカピカ中身も新しい。こんな十分すぎる車を借りられるとは思っておらずテンション上がった。
早速くじゅう連山、長者原登山口へ向かう。

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走っていると突然どデカい山が現れた。これが由布岳
形が良すぎてビックリ。三日目のオマケのつもりだったが、ここでもテンションが上がる。
道中の道の駅で日本酒(亀の井330ml)を買うなどして、10時半位に登山口着。

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立派な山!
駐車場は平日朝にも関わらず結構埋まっていた。停車しモンベルでガス(とバッジ)を買い、11:15、くじゅうエリアへ侵入した。

因みにコースはこんな感じ。
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一日目は曇り。12時位に雨が降る予報だったので、さっさと坊ガツルにテントを張るべく右回りで向かう事にした。
最初は黒い土の森を歩く。いい感じだ。気持ちいい。
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服はファイントラックのベースに長袖を着てみた。寒けりゃソフトシェル、やばくなったら新兵器、アークのアクティブインサレーションを着るプラン。
テン場ではユニクロのULダウンと温かめの長袖を着る予定だった。
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歩いてるとやっぱ汗をかく。でも気温は低く風が冷たくて丁度よい。体温上がった側から冷まされる感じ。

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途中の雨が池エリアで景色が開けた。木道!どんよりしてるながらも良い気分だ。

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この辺で花を見かける。こんな時期にミヤマキリシマ…?と思ってゆーさん*2に確認したらどうやら合ってた。寒暖差で色々勘違いして咲くことがあるらしい。
道中ちょこちょこ咲いており和んだ。

この辺で雨の気配がした。レインカバーを付け、シェルを腰に巻いて歩く。結局大して降らず良かった。

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木々の合間から、下の方にだだっ広い黄色の原っぱが見える。これが坊ガツル!
この規模感は尾瀬以来かも、と思いながらそそくさと下る。
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12:45位、坊ガツル着。だだっ広い!そして車がいる。どっから入った??
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法華院温泉山荘の前から坊ガツルまで、しっかりした道が通っていた。
坊ガツルのテント場はキャパ450張とあったが、納得の広さ。
ススキの合間に道と広場がある。どこも平らで使いやすく景色がいい。これで無料とは恐れ入る。
若干奥にベスポジを見つけたのでテントを張った。
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いい家!

荷物の整理もそこそこに法華院温泉山荘へ向かう。
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歩いて5〜10分位?三俣山の直下に立派な山荘があった。
とりあえずカレーとビール。
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間違いない。
温泉はどっちでもいいかな…と思っていたが、「先に受付だけしときます?」と甘い言葉に乗せられて500円を支払った。お金を払っとけばいつでも一回入れるらしい。(19:30最終受付) 〆に入ろう。

テントに戻ると2時前。天候もかなり回復してきたので、CT3時間強位でいける「大船山」へ向かった。紅葉がいい感じ、らしい。

流石に登る人は少数派で、下りの人達とたくさんすれ違った。歩くと暑い!でも荷物は軽いのでサクサク進む。
途中間違って枯れた沢に入ってしまったことは反省。すぐルートに戻れる道で良かった。
登り始めて1時間、避難小屋のある稜線に出た。

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坊ガツルを眼下にくじゅうを一望する。すごい景色だ!
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これから向かう大船山は荒々しい姿で鎮座していた。カッコイイ。
山肌は思ったより染まっており、石鎚山に続いていい時期に来た事に感激。
ザザッと登って15:10山頂着。すごい爆風!!でもそれ以上の高揚感。
三俣山と坊ガツルは、懐かしの中禅寺湖男体山を彷彿とさせる配置だ。

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かたや中岳・久住山方面はボコボコとした山塊で面白い。
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奥にはトゲトゲした阿蘇山も見える。九州、だだっ広い!!!

来た道を振り返ると、なんだか不思議な形をしている。
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大きなすり鉢と小さなすり鉢。これも面白い。
裏に回ると一段と紅葉した沼が現れた。
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くじゅう探検はリアル仙峯寺詣りだ。気分は隻狼。
あんまり遅くなると暗くなりそうなので、15:30前に下山開始。16:30位にはテントに帰り着いた。

ウェアを着替えて法華院温泉へ。山で温泉に入るのは高天原温泉以来か。
お風呂自体は6人位は入れそう。湯は硫黄系、かなりぬるめ。アツアツが良かったが贅沢は言っていられない。
ボーっと入ってスッキリした。ビールを買ってテントへ戻る。
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アサヒとインドの青鬼が同じ値段...!一択でした。(最後の1本だったらしい)
開けた瞬間すごくおいしかったが、テントまでの道が寒くてめっちゃ後悔した。
この間、長袖とアークのアクティブインサレーション2枚で行動していたが、効果は抜群で概ね暖かく過ごせた。

戻って夕食。ガーリックシュリンプカレーと米、パンプキンスープと鳥とトマトとチーズの缶詰。中々贅沢だ。
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ビール飲んで、ごろごろして、亀の井を熱燗にして夜を明かす。
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日が暮れると一気に寒くなった。
酔いも回ってきて、夜7時には寝袋に収まる。寝袋は冬用の分厚いものにしたお陰で問題なく過ごせた。
夜は強風に雨まで降ってきて嵐の様相。時折結露を拭いてゴロゴロする。途切れ途切れだが結構眠れたので良かった。

3.10/23 くじゅう連山二日目
夜3時位に用を足すため外に出た。空を見上げてギョッとする。月が動いている!
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よくよく見ると、雲がすごい勢いで流れていく。上は相変わらず暴風のようだ。
満月は煌々と地上を照らしていた。ライトなしでも歩けそうな明るさ。寒いのですぐにテントに戻った。
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夜はもはやスマホの方が撮れる。

5時半位に改めて起床。朝食は味噌汁、袋ラーメン(ゆず塩味のちょっといいやつ)にモチと乾燥肉(大豆)を入れたもの。
まあまあお腹にたまったが途中で飽きた。次は味噌ラーメンにしよう。
明るくなってテントが乾いたら撤収しようと待っていたが、全然明るくならないので諦めて6時半位に撤収開始。
片付けていると朝日が山を照らし始めた。

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モルゲンロート!

テントは雨と結露でびしょびしょ。タオルで頑張って拭いて片付ける。撤収を終えて7時に坊ガツルを後にした。

法華院温泉山荘で水を補充し再出発。2日目は久住山を目指すこととした。
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法華院温泉からしばらくはコンクリと山道の急登。ツライ!

そこを抜けると、急に視界が開けた。

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荒涼とした土地。ここは火星か。
平坦を歩いて、三俣山と久住分れの分岐を左に進む。

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黄山は下からでも良くわかる元気っぷり。火星の地表を歩くと岩の登りに入る。
ここで急にお腹が空いてきた。ハイチュウプレミアムで気を紛らわす。振り向くと三俣山。名前の通りボコボコしており面白い。
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黙々と登って8時15分、久住分れに到着。

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景色が開けた。と同時に恐ろしい爆風!!笑いが止まらん。帽子が吹っ飛ばされそうになる。急いでフードを被る。
奥にはまた阿蘇の景色。山がクリアに見えて気分は良い。
ひとしきり景色を撮って、久住山へと向かう。

道中も引き続き爆風。山と食欲と私で読んだとおりだ。
進むと久住山エリアが徐々に全貌を見せ始める。

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これらは元々一つの山だったのだろうか?いくつものピークに、すり鉢状に落ちくぼんだ空池。
うって変わって違うエリアに来た事を実感する。

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爆風の中久住山に到達。若干風が弱まった。
またしてもだだっ広い阿蘇エリアが見える。気分が良い!
そこから稲星山ってとこまで進もうと思ったが、この日一番の爆風に晒され流石に撤退。
来た道を戻って、天狗ヶ城経由で中岳まで登った。
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このあたりは岩混じりで非常にカッコいい。
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見下ろすとキレイな池が現れた。山に取り囲まれて鳥海湖みたいだ。

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中岳からは坊ガツルが見晴らせた。下から見上げていたボコボコのてっぺんに来たんだな。縦走っぽい山行はこういうのが楽しい。

そこから池を回って久住分れに戻り、避難小屋で休憩。
ちょっと休んで牧ノ戸までの下りを歩く。
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この道は非常にキレイで歩きやすかった。
その一方で人がめっちゃ多い。辟易しながら歩く。
山野井泰史が山でイライラするのはよくない*3って書いてたので、素直に心を落ち着けて下った。

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下ると昔行った大観峰がよく見えた。遠くからでも異様な地形だとよーく分かる。終始楽しい下山だった。

最後はコンクリートの坂を下り牧ノ戸登山口着!
これで終わり…ともいかず、ここから車道の横の自然散策路みたいなのを歩いてダラダラ長者原へ戻る。
半分歩きスマホしていた。40分強歩いて車の元へ長者原へ帰還。お疲れ様でした。
着替えで持ってきていた長袖が、使い潰したユニクロULダウンから漏れた羽毛で酷い見た目になっていたので、モンベルでくじゅうTシャツを買った。良い柄で良かった。

着替えて一息つき、車で温泉へ向かった。目的地は黒川温泉!ずっと行ってみたかった。

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深山山荘というとこで入浴。おしゃれな受付。お風呂は離れみたいな場所。
設備充実、すごくキレイで値段は600円。破格!
豪華な温泉宿が密集していた。次は泊まりたい…。

風呂を出て昼飯を探す。しかし時間が悪く、どの店も着く頃にはランチが終わってしまう。
プチトマトなるレストランが開いてそうだったので向かう。
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ここのハムステーキ、すごく美味しかった。こだわりのオーガニックランチ。ソースにベリーが入ってたのもアクセント効いてて良かった。満足。

そこから車を走らせ湯布院の宿に向かう。
この辺の道、数年前に旅行できた時通ってたみたいだ。知ってる道の駅とかあったし。

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5時過ぎ、宿のユースホステルへ到着。由布岳の真下。
同室の人はみんなおじさん!若者全然居なくて笑った。まあ場所が遠いか。

ゴロゴロして夕食を食べる。夜は宿の人の案内で星座ツアーに繰り出した。
夏の大三角、ペガサス座、秋の星座を取り巻く神話の話など色々面白かった。星座は一向に覚えられないが…。
九州豪雨により木がなぎ倒されたところから、湯布院の夜景がすごくキレイに見えた。複雑な気分!
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温泉にも浸かって早めに就寝。贅沢だ。

4.10/24 由布岳
6時過ぎに起床。見下ろすと、朝霧に包まれた湯布院。
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いい景色だ。
空はまぁまぁ晴れてるがうろこ雲。12時位には雲が厚くなる予報だったので、きっとその通りになるのだろう。
パッと朝ごはんを食べて正面登山口へ車を走らせる。

由布岳へは3つの登山口があるが、宿の最寄りの西登山口は下から見た感じつまらなさそうだったので、一番写真が良さげな正面登山口から入る事にしたのだった。

すごくキレイな道を走る。目の前には緑の丘と由布岳!いい道だ!
7時半位に駐車場着。無料エリアは既に埋まっていたので、500円払って駐車した。
準備を済ませ、7:50くらいに登山開始。

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これが開始0秒の景色。由布岳、形が良い!!
横の丘もまた雰囲気が違う。いい気分で歩く。

ちょっと行くと山の麓、登山道に入る。
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東登山道と正面登山道があったので、やや距離の短い正面登山道で一気に登り、帰りは東登山道を通ることとした。

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良い森の中を歩く。途中で薙ぎ倒された木々を見て、豪雨の爪痕の深さを感じる。

しばらく歩くと、西登山口からの道と合流し、つづら折りの道に入る。
道はまあまあ急な方だが歩きやすく、荷物の軽さも相まってサクサク進んだ。

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振り向くと昨日いたくじゅう連山と緑の丘が見える。遠くに来たもんだ…。
最後は急な直登を登り、9時15分位に山頂エリア付近に到着!

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大きなお鉢の周りを2つのピークが取り囲む。下から見るのとは全然違う、荒涼とした山だ。
とりあえず由布岳西峰を登って降りて、由布岳東峰を通って帰ることとした。

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西峰への道は結構な鎖場。急にこられるとビビる。
まあ劔や石鎚程ではない…楽しく登れた。
15分程度で100m登り、西峰へ到着!
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別府の街や海が見える。裏には湯布院の町並み。
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見返すと東峰にはガスが押し寄せていた。こっちから来て良かった…。

板チョコ一枚頬張り来た道を戻る。コーヒー飲もうと思ったけど、お湯沸かすのが億劫になってしまう。水筒一択だな。

東峰へも100m登る。ガスガスだ。
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西峰が結構急峻に見えて面白い。ある程度眺めて満足したので、東登山道の下りに入った。

…ここからの道が酷かった。
初っ端から道が狭い。岩の上なので踏み跡もあんまりなく、道間違えたか?と不安になった。

そこからも細くて急な道が続く。岩と泥が混ざって歩きづらい。
嫌だなーと思っていたら鎖場が現れた。
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…急では???
予想外の鎖場はビビっちゃうのでやめてほしい。
この後も細くて滑りそうな道に加えて中々急な紐エリア、鎖場が4箇所位現れた。
正面登山道とはえらい違いだ。天と地の差。山内格差が酷い。
しばらくすると岩と泥の急な道が終わり、落ち葉の林道が始まった。
やっと一安心、と思ったが、ここからも中々酷かった。道が分かりづらいのだ。

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パット見、道はない。どこも同じような景色。
落ち葉が多く踏み跡が不明瞭。頼りになるのは赤布のみ。
チェックポイントを探しながら下っていく。ワンダーフォーゲルとかってこんな感じなのかな。

それでいて、日向岳へ行く分岐も現れる。これも実に分かりづらい。
分岐した先は手付かずの森という感じで更に鬱蒼とし始め、道は行ったり戻ったり、のぼったり下ったり…。
赤布が無ければ、絶対道を見失っていただろう。
地図に「! 道迷い注意」とあったがよーく分かった。
膨大な数の赤布を設置してくれた人々に感謝。思いがけずハードな道となった。
一人だったので結果楽しめたけど、集団で東登山道を通るのは絶対におすすめしない。
みんなも正面登山道を通って笑顔で帰ろう。

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鹿。ガン見された。

11:30くらいに車へ帰ってきた。トータル3時間45分、駆け抜けた。

着替えて温泉を探す。せっかくだしサウナ付の、すぐ入れそうな外れの温泉へ向かった。

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それがここ。500円でリフォームしたての良い風呂だった。
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帰って駐車場に出ると、ポニーとヤギが草食ってた。え何???

昼飯も適当に探す。古民家食堂。

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ステーキ丼…!美味しかった。いつもは並ぶらしい。滑り込みで入れてよかった。

さて。ここからどこに行こう。別府は概ね行ったことがあったので、大分市に行ってみた。
大分県立美術館OPAM。糸園和三郎展を観た。
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人生を辿る。アプローチは時々で違えど、人間の事が好きなのかなというのを強く感じた。
最初の母子の絵、中々ギョッとするものもあった。それを通った末に出てきた、ありのままを捉えた人間の姿が、なんというか一番印象深かった。

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あとぶら下がってたこれ。傘?花?有機物のような無機物。カッコイイ…。

そのまま下道を通り日出城跡へ向かった。

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海越しに見る由布岳。旅が終わる。

晩飯は空港で食べようと思って6時前に到着したが、同じ考えの人でレストランは溢れていて諦めた。無念。
帰りにくにさきレンタカーへの感謝の意を込めて「Kunisaki」という日本酒を買った。美味しそう。

飛行機は順調に発着し、10時前には帰宅。
大分と大阪。案外近い。いい旅になった。

5.旅のおわり
全体的に強度低めの山行だったので、時間当たりの負荷を高める事を意識した。
御嶽、伊吹山辺りから下りのスピード感が変わった気がする。膝をやらないようにしつつペース高めていきたい。

くじゅう連山は歩くほどに景色が深まる、本当にいい山。探検しがいがあって良かった。
夜のテントは寒かったが強い寝袋のおかげで無敵だった。
アークのアクティブインサレーションは効果絶大。大事に使っていきたい。
由布岳は湯布院を別府の奥の院たらしめる、近くて端正な山。登ると全然違う表情を見せてきたあたり面白い山だと感じた。

今回は結果的にレンタカー旅になったが大正解だった。地方は車に限る。

しばらく楽しい秋山が続きそうなので、冬に向けて山を続けていきたい。

以上

*1:※乗り心地や使い勝手、オートクルーズ機能ははすこぶる良く、クセのある顔も三泊四日の北海道旅行の終わりには愛着が湧いてきたので、結構好きな車だ。

*2:山のサークルで友達になった方。花と鳥マニア。勉強になる。

*3:引用:登山とは大自然の中で大きな気持ちで行なうべき遊びなのに、思わずイライラしてしまうことはいくらでもあります。どんな場面でも正しく対処していくうえでも、冷静さは、重要な技術の一つだと思います。僕は、そこは妻を見習うようにしています。